定期的なオーバーホールをすれば給湯器は長持ちするのか?

定期的なオーバーホールをすれば給湯器は長持ちするのか?

 

すずき設備社長の鈴木だ。

心配性の人に多いのだが、給湯器ユーザーの中には一定割合で「定期的にオーバーホール(分解点検修理)して欲しい」というユーザーがいる。

もちろん「定期的にメンテナンスしてもらえれば安心して使用できる」という思惑からであるが、現実的に費用対効果を見た時に、オーバーホールをして得をするのかどうかという部分は多くの人が気になるところだろう。

今回は「定期的なオーバーホールをすれば給湯器は長持ちするのか?」を説明していきたい。

 

スポンサーリンク

定期的なオーバーホールで故障を未然に防ぐことはある程度可能

 

自家用車を持っている人なら「車検」に車を出したことがあるかと思うが、割と多くの人が「車検に出した直後に車の調子がおかしくなった」という経験をしたことがあるのではないだろうか。

給湯器のオーバーホールも車でいうところの車検に似ているところがあって、点検した時点での不具合を見抜くことはできるが、その後の故障までを見抜くことは難しい

 

例えば「これを放置したら、水漏れしてきそうだな」と見た目で分かるほど劣化しているという部品があれば、「まだ水漏れはしていないけど、すぐに水漏れしそうだから部品交換した方がいい」と打診できる。

しかし、定期的なオーバーホールを希望するというケースでは、大半がある程度の使用年数が経過した給湯器であるから、「壊れそうだから…」という理由で未然防止の意味で部品交換をしていたらキリがない。

 

スポンサーリンク

定期的なオーバーホールで防げる給湯器の不具合

  • 熱交換器の詰まり
  • 点火プラグなどが原因による簡単な点火不良の改善
  • オーバーホール時に発生している異音や燃焼不良、水漏れなどの早期発見

 

オーバーホールをすることで未然に防げる故障と言えば、兎にも角にも「熱交換器の詰まり」である。

ガス、石油のどちらも、経年劣化して燃焼状態が悪くなってくると、熱交換器に煤詰まりを引き起こすことが予想される。程度によってはそれが原因で燃焼不良を引き起こし、バーナーや安全装置類の故障に繋がってしまうケースも少なくない。

 

もしこれを煤が詰まる初期段階で発見できれば、熱交換器の掃除だけで改善するケースもあるのだが、そうでなければ熱交換器、バーナー、安全装置類の交換が必要になるだろう。

掃除で済む場合と部品交換が必要になる場合とで、修理にかかる費用は3倍~4倍くらい変わってくるし、ましてバーナーや安全装置類の交換まで必要になってくれば5万は簡単に超える修理になるはずだ。

定期的なオーバーホールをしていれば、こういうケースの多くを防げるようになるかもしれない(懸念材料は次項目で解説する)。

 

また、給湯器は燃焼機器のため、水漏れの初期段階も水漏れ箇所によっては熱で蒸発してしまい、使用者が気付きにくいという難点がある。

定期的なオーバーホールをしていれば、メンテナンス業者がこれを発見してくれるだろうから、水漏れの二次被害に繋がる前に対処できるはずだ。

 

スポンサーリンク

定期的なオーバーホールも完ぺきではない

 

前項では主にメリット部分を挙げたが、序盤でも説明したように、定期的なオーバーホールとは言ってもせいぜい1年ごとのスパンで行われることが多いから、故障を未然に完ぺきに防ぐということは難しい。

もちろん故障を未然に防げた人もいれば、オーバーホールしてから半年後に大規模な故障をしてしまい「これじゃオーバーホールなんて意味ない!」という人もいる。

 

オーバーホールも決して安くない費用(詳細はメーカーやメンテナンス内容によっても異なるが、大体1万円~2万円くらい)が掛かるし、コスパを良くするためにはそれなりの工夫が必要である。

メンテナンス業者によっては「定期的なオーバーホール契約」を実施している所も多いから、それを上手く利用すれば契約中の故障は料金面で優遇してもらえることがあるぞ。

 

スポンサーリンク

ノーリツ製給湯器なら「SHPと安心プランS」がおすすめ

筆者の家ではノーリツ製の給湯器を使用しているが、ノーリツにはSHPと安心プランSという制度がある。

 

 

SHPというのはセーフティー・ホームプランの略で、定期的なメンテナンス契約のことだ。契約した時にオーバーホールを実施し、契約期間内に故障して修理が必要になった場合は、部品代が10%引きになって出張料と作業料が無料になる。

1年契約で料金は15000円。複数年契約の場合はオーバーホールは初年度だけで、それ以降は簡易点検となる。詳しくは別記事を参考にしてくれ。

ノーリツ製給湯器ユーザーにおすすめ!セーフティー・ホームプラン

 

 

一方で、定期的なメンテナンスとは少し趣旨が異なるが、故障した時に修理費用が掛からない安心プランSという制度もある。上記の表は、その料金表だ。

こちらは給湯器の保証期間内(使用開始から1年以内、BL品なら2年以内)に契約しなければならないため、思い立った時点で既に契約対象じゃないというケースも考えられるが、これに申し込んでおけば契約期間内の修理料金は全額保証となっている。

ノーリツ製給湯器、給湯暖房機を買ったら安心プランSに加入しておけ

 

スポンサーリンク

最後に

定期的にオーバーホールをすることで、煤詰まりなどが改善される可能性は決して低くない。だから「定期的なオーバーホールをすれば給湯器は長持ちするのか?」という問いに対しては、「長持ちしやすくなる」と言えるだろう。

そしてユーザー自身が1年毎に「そろそろ点検してもらいたい」と業者に連絡するよりも、定期的なメンテナンス契約を結んだ方が有利になることが多いぞ。ぜひ、参考にしてくれ。

タイトルとURLをコピーしました