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石油給湯器にお湯張り機能は必要?衛生的に使いたいなら必須

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石油給湯器にお湯張り機能は必要?衛生的に使いたいなら必須

すずき設備社長の鈴木だ。

石油給湯器の買い替えを検討しているというユーザーの中には「お湯張り機能無しの機種から、お湯張り機能有りの機種へのグレードアップ」を検討している人も少なくないだろう。

実際に使用してみると分かるのだが、お湯張り機能はもはや主流となっていて、これを体験したことがないユーザーはぜひとも前向きに検討してみて欲しい。なぜなら給湯器に搭載されているお湯張り機能は、とんでもなく便利だからだ。

お風呂へのお湯張りとなると、多くの家庭にとっては毎日のことだし、この先10年間の使用感を左右する問題だから、しっかりと熟考したうえで決定することをおすすめしたい。

以下では「石油給湯器にお湯張り機能は必要かどうか」について解説するので、ぜひ参考にしてほしい。

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給湯器のお湯張り機能とは?

お湯張り機能があると循環口からお湯が出てくるようになる

お湯張り機能を使ったことがない人はイメージが掴みにくいだろうから、まずは簡単にお湯張り機能について説明する。お湯張り機能とは「浴槽内にある循環口からお湯が出てきて、お湯を張ることができる機能」のことだ。

この機能がない給湯器だと自分の手でバスタブ付近に取り付けられている蛇口を開け、そこから浴槽にお湯なり水なりを落とし込んで、仕上げに追い炊きをするという手法になる。そのため多くのユーザーはタイマーなどを使って、決まった時間が来たら浴室に行って蛇口を閉めていることだろう。

昔は「お湯張りしているタイミングで長電話してしまったり、来客があってお風呂を溢れさせてしまった」というケースも散見されたが、今はそんなことないのかもしれないな。しかしお湯を止めに行くという手間から解放されるのは大きなメリットだ。

主流はお湯張り機能付きの給湯器

お湯張り機能を有する給湯器であれば、ボタン1つで決まった湯量を循環口から張ってくれる。循環口とは浴槽内にある上記画像のようなフィルターのことである。

ここから自動でお湯を張り、決まった湯量になったら勝手に湯張りが止まるため、蛇口を閉め忘れてお湯を溢れさせてしまったというミスが起きない

余談ではあるがガス給湯器は全てこのお湯張り機能が搭載されており、お湯張り機能の有り・無しが選べるのは、石油給湯器の特権でもある。そして最近の新築現場ではバスタブ付近に蛇口がないという浴室も珍しくなく、主流は間違いなく「お湯張り機能を有する給湯器」だと言っていいだろう。

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石油給湯器にお湯張り機能がある場合のメリット

メリット

お湯張り機能があると劇的に楽になる

お湯張り機能の中にも2種類存在する

お湯張り機能についてだが、これがあると劇的に便利になるというのは言うまでもない。「ボケ防止のために機械にはなるべく頼らない…」なんて言うユーザーもいたが、ボケ防止を気にするような年齢の人が、蛇口を閉めるためだけのためにわざわざ立って浴室に向かうというのはいかがなものだろうか。

ちなみにお湯張り機能のある給湯器には、更にフルオート・セミオートいう2種類のタイプが存在するが、それについては以下に別記事のリンクを貼っておく。

給湯器のお湯張り機能「フルオートとオートの違い」

お湯張り機能の有無による価格差

もちろんお湯張り機能が付くと本体価格は高くなるが、定価にして約5万円ほどの違いである。ここから値引きされることを考えたら、多くの場合で3万円以下の金額差に落ち着くだろう。弊社の場合は機種にもよるが、大体2万円以下の差になることがほとんどだ。

これまでに弊社で給湯器を取り換えた現場で、湯張り機能が有るタイプから湯張り機能が無いタイプに交換したユーザーも何人かいるが、ほぼ全員が後悔していた。一方で湯張り機能が無いタイプから湯張り機能が有るタイプに乗り換えた人は、みんな感動していたと言っていい。

そして弊社では強く「湯張り機能がある給湯器」をおすすめしている。今までもこれからもだ。迷うくらいなら、湯張り機能がある機種を選んだ方が間違いないだろう。

お湯張り機能があれば追い炊き配管も衛生的になる

標準タイプの追い炊き配管は汚れやすい

お湯張り機能をおすすめする理由は、なにも楽になるからという理由だけではない。追い炊き配管を流れるのは浴槽内のお湯であり、そこには人間の皮脂などが含まれている。

浴槽を洗う際にバスタブに残っている水を抜いたとしよう。この時、配管の中には多少なりとも浴槽内にあった皮脂の混じったお湯が残ることになる。

その皮脂などが配管にこびりついてしまうと、ヘドロ状になって雑菌が繁殖してしまうことも珍しくない。つまり身体を清潔にするための風呂で身体を雑菌まみれにしてしまっているという典型的な例なのだ。

お湯張りの水圧があれば汚れが堆積しにくい

一方でお湯張り機能があれば、給湯器から追い炊き配管を通して循環口からお湯張りをするため、追い炊き配管にはお湯張りをする度に水圧がかかる。これなら追い炊き配管に汚れる隙を与えずに、使用できるという仕組みだ。

実際に弊社ではこれまでに数多くの現場の追い炊き配管詰まりを見てきたが、その現場のほとんどはお湯張り機能を有していない現場である。

追い炊きする時もポンプによって若干の水流は生まれるが、お湯張りの際にかかる水圧に比べたら弱すぎるため汚れを吐き出すには至らない。もし標準タイプ(湯張り機能が無いタイプ)を使っているなら、定期的な配管洗浄は必須事項と言っていいだろう。

風呂配管、追い炊き配管の掃除方法|プロに任せて安心清潔!

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最後に

お湯張り機能があった方がずっと便利だし、配管を清潔に保ちやすい。もちろんお湯張り機能があっても定期的に薬剤を使った配管洗浄は欠かせないが、お湯張り機能がない場合のメンテナンスに比べたら劇的に楽になるぞ。

金額的には少し高いがちょっと背伸びをしたとしても、お湯張り機能を有する給湯器にした方がいいだろう。ぜひ、参考にしてくれ。

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