給湯器のお湯張り機能「フルオートとオートの違い」

給湯器のお湯張り機能「フルオートとオートの違い」

すずき設備社長の鈴木だ。

給湯器にはフルオートとオートと呼ばれるタイプが存在する。石油給湯器にはこのどちらでもない標準タイプも存在するが、標準タイプについては「追い炊き機能しかなく、お湯張り機能がない機種」と思ってくれ。

ガス給湯器は今やお湯張り機能付きになっているため、標準タイプはもう生産していなかったように記憶している。そしてお湯張り機能を有する給湯器の中にも、フルオートとオートという2つの区分があるため、一般ユーザーには少し分かりにくくなっているのが現状だ。

以下では「フルオートとオートの違い」について解説するので、ぜひ参考にしてほしい。

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給湯器におけるフルオートとオートの大きな違い

簡単に言うと、このオートという言葉は「お湯張り機能」を意味している。ちなみに給湯器メーカーによってフルオートがオートになったり、オートがセミオートになったりするから、このあたりもユーザーにとってはややこしく感じる部分じゃないかと思う。

昔は誰もがバスタブに取り付けられている蛇口から、お湯なり水なりを必要量落とし込んで人が入れるようになってから蛇口を閉め、追い炊きをして風呂に入ったものだ。

ちなみにこのような動作が必要なものは「標準タイプ」と呼ばれる給湯器であり、数は少なくなってきてはいるが石油給湯器においてはユーザーもまだまだ多い。

そして、そのお湯張りに関する動作をボタン1つで行ってくれるものをフルオート、オートと呼ぶ。この両者を比較すると、フルオートの方が少しだけ多機能になっている。以下ではそれぞれの違いについて詳しく見ていきたい。

 

給湯器のフルオートとは?

 

これはコロナ製給湯器のフルオート機種だ。概要欄にもしっかりとフルオートタイプと記載されている。フルオートを簡単に言うと「お湯張り・保温・たし湯まで自動で行うことができる給湯器」のことだ。

例えば浴槽に入っている際中、湯船に浮かんだゴミなどを捨てようとして湯量が減ってしまうことがあるだろう。こんな時、多くのユーザーは我慢してそのまま入るか、あるいは蛇口で直接お湯を足してるのではないだろうか。

フルオートならこれを自動的に補充してくれる機能を有している。つまりフルオートは、「浴槽内にどれだけのお湯が入っているかを検知できる」ということだ。

給湯器のオートとは?

 

これはコロナ製給湯器のオート機種だ。概要欄にもしっかりとオートタイプと記載されている。オートを簡単に言うと「お湯張り・保温を自動で行う機械」のことだ。フルオートとは違って、自動でたし湯はできない。

しかしオートタイプにもボタンを押すことでたし湯・たし水ができる機能が搭載されているため、全自動じゃないだけでボタン1つでたし湯ができるという意味では、そこまで大きく不便ではないと思う。

ちなみに品番を見てもらえば気付くと思うが、470AMXのAはオートの頭文字だ。前項で紹介したフルオートの機種は、ここがF(フルオートのF)になっている。これがノーリツの機種になると最上位がオートのA、次がセミオートを意味するSAとなっているから覚えておいて損はないだろう。

 

フルオートとオートのどちらがいいか

料金的にはフルオートの方が高く、オートの方が若干安い。これは浴槽内の湯量を計算するためのセンサーが付いているかどうかなど、フルオートの方が部品も多いし、複雑な構造をしているからである。

メーカの違いや機種の違いによっては、他にも配管洗浄などの面でフルオートの方が優遇されている面も少なくないが、いずれにしてもそこまでフルオートの方が便利というわけでもないというのが弊社の考えだ。

 

仮にフルオートとオートが同じ金額だったとしよう。だったら多くの人がフルオートを選択することになるだろうが、もし30000円ほどの金額差があったらどうだろうか。

それぞれの機能をフルに使っていくならフルオートの方が便利なのは間違いないが、水道料金は高くなるだろうし、そうならないようにして幾つかの機能を使用しないとなれば、オートで十分という結論になるユーザーが多いと思う

つまり弊社なら両者に金額差が生じるのであればオートを選択する。僅かな差ではあるが、フルオートよりもオートの方が部品も少ないことが理由で故障率も低い。

メーカーや業者によってはフルオートを押してくるが、当然メーカーは売り上げを考えるから、少しでも高い方を売りたいだろう。もちろん便利なのはフルオートだろうが、金額差分のメリットがあるかと言われたら、そこまでの実感は無いと答えるユーザーの方が多いはずだ。

ただし、どちらが便利かと聞かれたら間違いなくフルオートだし、定価ではそれなりの金額差があっても、値引き後の価格でそこまで大きな金額差が出るということは無いだろう。特に金銭的に「少しでも節約したい」という気持ちが無ければフルオートでもいいんじゃないだろうか(個人的にはセミオート推しだが)。

鈴木社長
鈴木社長

フルオートなら自動で配管洗浄をしてくれる機能などがあるが、これは結局「勝手に水やお湯を使われる」ということで、機能をOFFにして使用しているユーザーも少なくない。こうなるならフルオートもオートも差がなくなるから、個人的にはオートで充分だという考えだ。

最後に

フルオートとオートの違いは、「自動でたし湯をするかどうか」という部分が大きい。

他にも細かい違いがあって「お湯を捨てる時に自動で配管を洗浄してくれるかどうか」などの差もあるが、オートでもボタンを押せば自動でやってくれるわけだから、特に不便はしないのではないだろうか。

弊社では、給湯器の買い替えを勧める際はフルオートを推したりしない。なぜなら、自分自身がオートを好んで使っているからだ。ぜひ、参考にしてくれ。

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