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ガスコンロの交換時期は使用頻度にも左右されるが大体〇〇年だ

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すずき設備社長の鈴木だ。

一昔前と比べて住宅設備は非常に進化して、性能面に関しては文句が付けられないだけの伸びしろを見せてくれたと思う。

 

しかし、ガスコンロに限らず給湯器でもレンジフードでも何でもいいのだが、多機能になって便利になったあまり、壊れやすいという側面があるのも1つの事実だ。

高性能で高価になったものを頻繁に買い替えるというのは難しいから、なるべく修理をしてすまそうというユーザーも少なくないだろう。

 

しかし、買い替えのタイミング、交換時期の判断についてはくれぐれも間違わないようにしたい。

今回は「ガスコンロの交換時期」について紹介しようと思う。

 

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ガスコンロの交換時期は、大体8年前後

さて、早速だがガスコンロの交換時期、機器寿命は「大体8年前後」と言われている。

給湯器の寿命が7年~10年と言われているのに対し、ガスコンロの方が機器寿命として短いというのは疑問に思うかもしれないが。これは「魚焼き部分(グリル)の劣化」が大きく関係している。

 

魚焼き部分は今も昔も構造が変わらず、庫内には大量の穴が空いていて、そこからガスを噴射して全体的にしっかり焼けるように配慮されている。

左右のバーナーは割と強めで、上下のバーナーは食材が焦げないように「小火力、広範囲」となっていることが多い。

 

厄介なのは、左右のバーナーはまぁいいとして、上下のバーナーに魚の脂が飛び散ってしまうという点だ。

これによってグリルの中の腐食が進行し、火力が均一にならないという故障が少なくない。

 

こうなってしまったら魚が上手く焼けないという症状になってしまうため、多くの人はグリル部分の修理・交換を検討することになるだろう。

ちなみにこの間、毎日魚を焼いているというユーザーだと、3年程度で故障することも全然珍しいことではない

 

ガスコンロで頻繁に魚を焼いているユーザーはグリルの劣化に注意しろ

 

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ガスコンロの修理で多い内容と金額の概算について

グリル(魚焼き)

前項でも述べたように、ガスコンロの修理の中で1番多いのはグリルケースだ。

機種にもよるが、一般的なビルトインコンロ(ハイスペックじゃない)で考えると、グリルを一式交換すると3万円くらいになるという印象がある。

 

こればかりはユーザー側での対処が難しいというか、魚を焼く頻度と故障時期が直結しているため、各々のライフスタイルに合わせながら使用してもらい、修繕費用は割り切ってもらうしかない。

 

ちなみに「手入れをすることで長持ちするのでは?」と考えるユーザーもいて、確かに正しいメンテナンス方法で手入れをすれば、長持ちさせることが可能かもしれない。

…が、魚の脂を落とすには洗剤なんかも使わなくてはならないし、バーナー部分のガスが出てくる穴は非常に小さい穴なので、ここに洗剤成分を残さないように気を遣う必要があるだろう。

 

結局、時間や手間をかける割に交換時期が優遇されるということも考えにくいため、そもそもの魚を焼く機会を減らしてもらうか、あるいは「別売りの魚焼きトースター」などと併用してもらうことが望ましい。

 

温度センサー

鍋やフライパンを乗せた時に引っ込む部品が温度センサーだが、こいつがうまく認識しなくなったり、下がったまま上がってこなくなったりという不具合は非常に多い。

この場合、1箇所あたりの修理費用は高くても15000円以内で済むと思うが、最近のガスコンロは3口タイプが多く、それぞれにこいつが搭載されているから、似たような故障が頻発する可能性がある。

 

もちろんこの手の不具合は、1番使用頻度が高いバーナー部分から故障していくことが多い。

しかし、よほどきっちりしているユーザーを除いて、使用しないバーナーを鍋やフライパンの物置として使用しているというユーザーも多いのではないだろうか。

これもガスコンロに掛かる負担として見たら、望ましいものでは無いから注意して欲しい。

 

手を離すと火が消える

器具栓タイプと呼ばれる「ボタンを押すとガス通路部が解放され、火の熱によってガス通路部が開きっぱなしになる」という構造の、昔ながらのガスコンロでよく見られる症状だ。

点火はするんだけど、手を離すとそれと一緒に火が消えてしまうという症状だな。

 

こいつは「本来開きっぱなしになるはずのガス通路部が、なぜか遮断されてしまうことで火が消えてしまう」という症状であることが多い。

ちなみにガス通路部を開きっぱなしにさせている部品は磁石なのだが、この磁石の磁力が弱くなっているというケースが多いな。

 

修理費用は機種にもよるが、大体20000円弱くらいが相場じゃないかと思う。

ただし、こいつもバーナーの数だけ搭載されている部品だから、3箇所も修理すると考えたら…。あとは分かるな?

ガスコンロの「手を離せば火が消える」という故障について

 

火力調整ができない

一方でこちらは、昔ながらの「左右にスライドできるツマミで火力調整をするタイプ」ではなく、火を付ける時に出たり引っ込んだりするタイプのボタンを回すことで火力調整をする、いわばスタイリッシュなガスコンロで多く見られる故障だ。

 

ツマミ式はアナログ操作で、単純にガスの量を増やしたり絞ったりしていることで火力調整をしているから、シンプルな機械ならこの手の不具合は非常に少ない。

一方でスタイリッシュなものだと、電子制御によってガス量を調整していることが多く、火力調整をしている部品はもちろんのこと、その部品に指示を出す基板、さらにはその基板に指示をだすメイン基板などの連携も重要になってくる。

 

その回路にある何かしらの部品に故障があれば、火力調整できないとか電源が入らないという症状になりがちなため、高性能なガスコンロにおける単純な故障件数として見たら、決して少なくない。

 

修理費用も高くなるケースが多く、物によっては部品代だけで20000円前後だったりするため、全部込みで40000円弱くらいになる可能性は十分に考えられるだろう。

 

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最後に

ガス給湯器の交換時期は、平均として考えると大体8年くらいになるんじゃないかと思うが、高価なガスコンロを使っているという場合だと、修理に修理を重ねて騙し騙し使用するという人も多い。

 

弊社のデータでは、大体2回~3回の修理をして10年ちょっと15年以内に買い替えているユーザーが多いような気がするぞ。ぜひ参考にしてくれ。