石油給湯器がうるさいと感じた場合の対処法と解決策

 

すずき設備社長の鈴木だ。

石油給湯器ユーザーの中には「給湯器の燃焼音がうるさい」と感じる人も少なくない。

 

それは経年劣化によって徐々に音が大きくなったというケースも考えられるし、その他の要因によって給湯器に負荷が掛かっている可能性もある。それに本体そのものの仕様上である可能性も否定できない。

以下では、石油給湯器がうるさいと感じた場合の対処法と解決策について紹介しよう。

 

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石油給湯器がうるさいと感じた場合の対処法と解決策

仕様上の問題じゃないかどうかを確認する

まずは「新しい給湯器に変わった瞬間、石油給湯器がうるさいと感じた」というケースの中には、その本体自体が燃焼音がうるさいタイプのボイラーである可能性が否定できない。

 

  • 壁掛けタイプから壁掛けじゃない石油給湯器に変更した
  • 直圧式からセミ貯湯式に変更した

上記の2点に当てはまる場合は、機械の性質上「どうしても燃焼音が大きくなってしまうケース」である。

新しく引っ越してきた先でセミ貯湯式給湯器が使われていたとか、据え置きタイプの給湯器が使われていたという場合だと、これまでに使ってきた給湯器の種類によっては、音が大きいと感じてしまうことがほとんどだ。

 

つまり給湯器を買い替えるタイミングで「次は燃焼音が小さいタイプが欲しい」という場合は、直圧式の壁掛けタイプを選択するか、思い切ってガス給湯器や電気温水器に変更すれば、燃焼音は限りなく小さいものになるだろう。

石油給湯器の音が大きいと感じたら、まずはそれが仕様上のものではないかどうかを確認してくれ。

 

外部的な要因で給湯器に負荷が掛かっている場合

一方で「今まで同じ石油給湯器をずっと使用してきて、あるタイミングで急に燃焼音がうるさくなった」という場合は、仕様上であるとは考えにくい

このような場合は、大きく分けて以下の2点が考えられる。

 

  • 経年劣化で音がうるさくなってきたものが、あるタイミングをきっかけに気になりだした
  • 何かの原因で給湯器に負荷が掛かっている

 

音の程度によっては確実に後者と言えるが、微妙なニュアンスで「給湯器がうるさくなったような気がする」というケースだと、前者であることも少なくない。

ちなみに経年劣化に関しては、音を出す部品の多くが関与していて、特定の部品だけを新品にすれば改善するというものでもないため、限界まで使ってから本体ごと買い替えるという選択の方が正解であることが多い。

 

では経年劣化ではない外部的な要因の中に何が考えられるかという話だが、これは「熱交換器の詰まり、ファンモーターへの異物詰まり、排気のショートサイクル、強風」などが考えられる。

 

熱交換器の詰まり

経年劣化とリンクする部分もあるが、熱交換器が詰まっていると燃焼音が大きくなることがある。

詰まる原因は総じて「燃焼状態が良くない」ことに起因するため、詰まりを解消してやるだけでなく燃焼状態を改善してやることが必要だ。

 

ファンモーターへの異物詰まり

屋内設置なら排気筒、屋外設置なら排気口から虫や鳥が侵入して、騒音に繋がっているケースも少なくない。この場合なら、ファンモーターに侵入した異物を取り除くことで音が収まることがある。

ちょっとした小鳥が侵入しただけでも爆発するんじゃないかと思うくらいの大きな音になるし、放置することで熱交換器の詰まりに繋がることもあるため、早急な対応をおすすめしたい。

 

あとは単純にファンモーターが劣化して故障しかけているような状況でも、音がうるさくなることもある。

ファンモーターは蛇口を開けたら真っ先に動く部品のため、火が付く前からうるさいんだとすればファンモーターに原因があるケースが多いな。

 

排気のショートサイクル

これは主に施工系に関する不具合のため、「新しい給湯器に替えてから音が大きくなった」という場合に多く見られるが、それ以外にも「外置きの給湯器に囲いを付けた」とか「煙突付近に物を置いた」などの場合にも起きやすい。

 

簡単に言うと「給湯器から排出された排気ガスを吸って燃焼してしまう」という症状で、給湯器本体が酸欠になることを意味する。

これによって燃焼音が大きくなったり、場合によっては振動燃焼(機械が咳き込むようなイメージ)になることもある。

 

外置きの給湯器は多くのユーザーが囲いを付けたいと思いがちだが、雨風が直接当たらないようになっても、その結果「排気を吸ってしまうような設置状況」になってしまっては、すぐに故障してしまうだろう。

 

強風

強風が排気口から入ることによって、一時的にファンモーターに対して大きな負荷が掛かり、それに逆らって動こうとするあまり燃焼音が大きくなるということもあり得る。

このような症状の場合は、1日経ったら何事もなかったかのように動作できるということが多いため、風が強い日は落ち着いてから試してみるといいだろう。

 

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最後に

石油給湯器がうるさいと感じる場合は、そのうるささがどの程度なのかを考えよう。

とは言っても、ユーザーの感性が優れていれば「故障の早期発見に繋がり、最終的な被害も最小限にできた」というケースがあるから一概には言えないが…。

 

神経質なユーザーだと、「音がうるさい」と言って修理業者を呼んでも「気のせいです」と済まされてしまうことも少なくない。

それで安心を買えるなら安いと思う人もいるだろうが、まずは今回紹介したような事項に当てはまらないかどうかをチェックするといいだろう。ぜひ、参考にしてくれ。

 

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