給湯器の電源を入れっぱなしにするときの注意点|給湯器リモコンの電源は付けっぱなしでOK?

給湯器の電源を入れっぱなしにして使用 問題点について解説する

すずき設備社長の鈴木だ。

ユーザーの多くは「給湯器リモコンの電源を入れっぱなしにするのは、給湯器にとって良くないのかどうか」が気になるらしい。結論から言うと電源を入れっぱなしにすることで機器寿命が短くなるということはないし、せいぜい多少の電気代が掛かってしまうくらいだ。

ただしこれに関しては1つだけ注意点がある。ガス給湯器の場合は特に意識しなくて問題ないのだが、石油給湯器の場合は直圧式とセミ貯湯式で勝手が異なってくる。そして電源を入れっぱなしにすることがデメリットになるケースもあることは押さえておきたい。

以下では「給湯器の電源を入れっぱなしにするときの注意点」について解説するので、ぜひ参考にしてほしい。

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直圧式と貯湯式の仕様上の違いと電源の関連性

直圧式給湯器ならリモコン電源はつけっぱなしでOK

直圧式の給湯器なら電源はつけっぱなしでOKだ。

直圧式の給湯器とは、水道と同じ圧力でお湯が出せる給湯器のことである。家庭用のガス給湯器はほとんどが直圧式だから、ガス給湯器=電源はつけっぱなしでOKだ(もしかするとガス給湯器にも貯湯タイプがあるのかもしれないが、弊社では取り扱ったことがない)。

もし「直圧式の給湯器って何?」というユーザーがいたら、以下のリンクを参考にして欲しい。基本的には「水圧が強くて、給湯温度を1℃単位で設定できて、蛇口を開けた時にだけ給湯器が点火する」という機種なら直圧式給湯器だ。

関連記事直圧式の給湯器/ボイラーのメリット・デメリットについて

 

セミ貯湯式だとなぜ電源の入れっぱなしがダメなのか

給湯器には直圧式とセミ貯湯式があるのだが、なぜセミ貯湯式だと電源の入れっぱなしがダメなのかについて簡単に解説しておく。貯湯式の場合は電源を入れている間は常に保温動作に入るため、使用しない間は電源を切っておいた方がいいというだけの話だ。

直圧式は蛇口を開けたときにだけ燃焼するが、貯湯式はタンク内にお湯を作っておくタイプのため、電源を入れている間は常に保温することになる。電源を入れっぱなしにするということは「勝手に保温動作に入る=燃料を消費する」ということになるため、お湯を使わない場合は電源を切っておくに越したことはない。

もちろん冬場など「1度冷めきってしまったら、再度温まるまでに時間が掛かってしまうから困る」という場合は、リモコン電源を入れっぱなしでも構わない。

 

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給湯器のリモコン電源を入れっぱなしにするデメリット

  • リモコン液晶部の負担が増えてしまう
  • 万が一配管に穴が空いたりした場合に給湯器が燃焼してしまう
  • 待機電力が発生する

前項では「セミ貯湯式の場合は、長時間使わないなら電源を切っておいた方が勝手に燃焼しないから機械が長持ちする」という説明をした。では直圧式の給湯器を含め、電源を入れっぱなしにしたらどのようなデメリットがあるかについても触れておこう。

給湯器リモコンの電源を入れっぱなしにしておくということには、大きく考えて上記にあるような3つのデメリットがある。以下で詳しく解説していこう。

リモコン液晶部の負担が増えてしまう

今の給湯器はエコモードが搭載されていて、多くの機種において一定時間操作しなければ液晶が省電力モードに移行するようになっているから、そこまで大きな影響は受けないだろうが「リモコン液晶部の負担が増えてしまう」というデメリットが存在する。

省エネモードに移行する条件はユーザー設定で変えられたように思うが、5分間操作がなければ省エネモードに切り替わるという状況だったとしても、5分の積み重ねが後々大きな差になるということは十分に考えられるだろう。

とは言え最近のリモコンは性能が格段にアップしているから、液晶部に多少の負担が掛かったところで壊れにくくはなっていることを付け加えておこう。

水漏れがあったときに機器が燃焼してしまう

万が一出湯配管から大量に水漏れをしてしまった場合、給湯器電源が入っていなければ単なる水漏れで済むが、給湯器電源が入っている場合は燃焼してしまうのでお湯漏れになってしまう。

電源を切っていれば水道代がかさむだけで済む部分が、水道代とガス代(灯油台)のダブルパンチとなってしまうリスクは注意が必要だ。

配管が破裂するなんて災難は滅多に起こらないだろうし、給湯器が勝手に燃焼して事故になるなんてことはないだろうが、外出するときなどは電源を切った方が無難だろう。

待機電力が発生する

給湯器の電源を入れておくと少なからず待機電力が発生する。ちなみにエコ型給湯器であればリモコンの電源を入れっぱなしにした時の待機電力も小さくなっているが、石油給湯器の壁掛けタイプを使っている場合は少し注意が必要だ。

微々たる差ではあるが、石油給湯器の壁掛けタイプはバーナーの予熱動作が必要になるため、他の給湯器と比べて待機電力が大きい。もし節電や節約を心掛けているのであれば、ここを見落とすわけにはいかないだろう。

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凍結と電源の入り切りは関係ない

寒冷地に住んでいるユーザーの中には「リモコンの電源を入れておかないと、給湯器が凍結してしまう」と考える人もいるだろうが、凍結についてはリモコンの電源が入っているかどうかは一切関係ない。リモコンの電源を入れていても凍る時は凍るし、そもそも凍結予防ヒーターの動作条件にリモコンの電源は関係ない。

凍結予防はコンセントが差さっていて、そこに電圧が掛かっていればしっかりと作動するようになっている。もしこれでも凍るんだとしたらヒーターが故障しているとか、そもそものブレーカーが落ちているという可能性があるから、リモコンの電源がどうのこうのというのは全く関係ないと言えるだろう。

関連記事給湯器の凍結防止にはリモコンの電源を入れておく必要はない

 

ちなみに凍結で多いのは「住宅管理会社が空き室になった部屋の水抜きをせずに、ブレーカーを落として冬を迎えた場合」が1番多く、その次は「長期の旅行や正月の実家帰省でブレーカーを落としていって凍結させた」というパターンだ。

ヒーターが壊れて作動しなかったとか、停電になってしまって凍ってしまったというケースも無いことは無いが、基本的には人為的なミスであることが多い。そしてリモコンの電源の入り切りは一切関係ない。

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最後に

弊社の事務所で使用している給湯器は石油の直圧タイプだが、社員が誰かいるときは常に電源を入れている。そして事務所に誰もいなくなるという時は電源を切っている。

別にこの程度の使い方で機器寿命が大きく左右されるということはないし、給湯器の電源は入れっぱなしでも問題ない。ぜひ、参考にしてくれ。

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