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給湯器の業者をインターネットの口コミで探してはいけない理由

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給湯器の交換業者や施工業者を インターネットの口コミで探してはいけない理由

すずき設備社長の鈴木だ。

このブログに訪問してくれる人の多くは、給湯器やガスコンロ関連の故障内容を調べていることが多い。しかし中には「給湯器 交換 おすすめ業者」などのキーワードで訪問してくる読者もわずかにいる。

結論から言うが、インターネット上で給湯器の交換業者を探すことはおすすめしないし、もし利用するのであれば「何社か頼るうちの1つ」くらいにするのがいい。以下では「給湯器の業者をインターネットの口コミで探してはいけない理由」について書いていく。

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給湯器の業者をインターネットの口コミで探してはいけない理由

ネット上の口コミなんて驚くほどアテにならない

結論から言うとネット上の口コミは当てにならないことが多い。利用者が多いAmazonですらレビューの捏造が流行っているのに、給湯器交換の口コミがどうしてアテになるものか。

こういうのは自作自演でいくらでも作れるし、もし本当に利用者の声が掲載されているとしても「好き好んで給湯器のレビューを書くなんて疑わしい」と思わないだろうか。おおかた裏で「好意的なレビューを書いてくれたら1000円OFF」とかやっているんじゃないかと思うぞ。

仮にそういう小手先のズルをしていなかったとしても、そんなに経験することのない給湯器交換において、その業者がいかに優れた業者であるかをなぜ評価できるのだろうか。普通は2~3社を比較してようやくその業者がどうなのかを判断できるんじゃないかと思うし、1社中1社じゃまともな評価はできないだろう。

鈴木社長
鈴木社長

よほど態度が悪いとかなら話は別だが特に不満がなければ高評価にするんだとしたら、それこそ口コミの機能として破綻していると思うぞ。

ネットで業者を探すユーザーが増えていることに悪徳業者は目を付けている

一昔前は近所付き合いもあったりして、近所の家で給湯器交換の工事をしたとなれば、費用から業者からすべての情報が筒抜けだった。今は近所にどんな人が住んでいるかも分からないという人もずいぶん増えたし、そもそも「給湯器の交換を頼める業者が近所にいるかどうかすら分からない」という人も多いだろう。

これを悪徳業者は理解している。もちろんユーザーによってネットリテラシーに差があるだろうし、中には「こんなので騙せるのか?」と思うほど程度の低い悪徳業者も存在する。しかしそういう業者にとってみれば、自社サイトに訪れた読者を全員騙す必要はなく、たった1%でいいのだ。100人が訪問したら、そのうちの1人が連絡をくれればいい

あとは訪問人数を10倍、100倍と分母の数を増やせばいいだけだから、必要に応じてGoogleやYahoo!に広告を出すというカタチで、インターネット検索の上位に表示して貰えば一丁上がりというわけだ。

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ためしに「トイレ 詐欺」や「給湯器 詐欺」で検索してみてほしい

口コミや評判をインターネットで調べるのであれば、同時に「詐欺じゃないかどうか」についてもインターネットで調べてみることをおすすめしたい。1番多く散見されたのは「インターネットで検索して1番上に出てきた業者に依頼した」とか、「冷蔵庫に貼ってあるマグネットを見て連絡した」とかそんな感じだ。

全部が全部とは言わないが、ネットにしてもチラシにしてもCMにしても有名になるためにはある程度のコストが発生している。そのコストは紛れもなく依頼者から取るわけだから、一般的な相場よりも高くなることが多いということは理解した方がいい。

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ネットで業者を探す際のうまいやり方

もちろんネット上で活動している業者のすべてが悪徳業者というわけではないし、近所の設備屋・水道屋だから安心できるというわけでもない。ただ、近所の水道屋の場合は実際に看板を掲げて商売をしているだろうから、ちょっとでも悪いうわさが広まったらすぐに厳しくなるんじゃないかと思う。

あちこちを転々としている情報なんかも入ってきやすいし、そういう意味では「昔からやっている設備屋・水道屋」はある程度信頼してもいいと言えるのではないだろうか。

というわけで、ネットで業者を探すのであれば「ネットだけでなく、できれば近所の設備屋も手配して複数業者から見積もってもらう」というのがベストだ。近所の設備屋の情報が入らなければ、自治体の水道局のホームページから探してもいいだろう。

複数社を比較すれば金額的な詐欺はまず防げるだろうし、あとは施工などの技術の問題である。ここはさすがに一般ユーザーが見抜くのは難しいだろうから、詳細の書かれている見積もりを出してもらって「ちゃんと交換が必要な部材が計上されているかどうか」等を徹底的に調べてみるといい。

鈴木社長
鈴木社長

悪徳業者なら「本来は交換が必要な煙突を再利用して部材費を浮かせて見積もりを安くする」などの悪知恵が働きそうだからな。

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最後に

個人的にはネットで業者を探すという行為そのものは時代の流れだと思っているが、ここで情報弱者を食い物にしている業者がいるという情報も多々入ってくるため、同じ設備屋として心苦しい気持ちでいっぱいである。

ネット上で調べた業者の口コミや評判を参考にするのもいいが、その際は「これは本当の情報なんだろうか、自作自演じゃないだろうか」など、多角的に見ることをおすすめしたい。どんな業者であっても100点ばかりの業者は存在しないから、褒められてばかりの業者は逆に怪しいと思うぞ。ぜひ、参考にしてくれ。