PR

こんな業者に注意!水のトラブルに関する注意喚起

スポンサーリンク
こんな業者に注意!水のトラブルに関する注意喚起

すずき設備社長の鈴木だ。

何気なくヤフーニュースを見ていたら【「トイレが使えない…」焦る気持ちにつけ込み 便器取り外し後、高額請求をするトラブルが日本全国で多発】というニュースを見つけた。

なんとトイレの修理1時間半で70万円を請求されたという。ハッキリ言って、このレベルまで来ると騙される方も騙される方だと思うのだが、まぁ騙す方が悪い事には違いない。

そこで今回はどんな業者に注意すべきか、このようなトラブルに引っ掛からないためにはどうすればいいのかについて、水道業者の立場から解説したい。

スポンサーリンク

こんな業者に注意!騙されないための注意事項3点

  • 有名業者だからと言って安心しない
  • 修理よりも買い替えを強く勧めてくる
  • 料金が高いと感じたら必ず複数の業者から見積もりを貰う

有名業者だからと言って安心しない

CMを積極的に流している業者は、名前も知っていて安心感があるというケースも少なくない。確かに、多くの人は名前を知らないメーカーや業者に対して不安感を抱きやすいのだが、今や有名だから安心できるという時代でもないだろう。

そして読者の中には「冷蔵庫に水道業者などのマグネットを貼っている」という人も少なくないと思う。「どこかで名前を聞いたことがある」という業者は、実は知らないうちに冷蔵庫に貼られていたマグネットに載っている業者かも知れない

広告と一緒にマグネットをポストインするというのは意外と大きな宣伝効果になる。この多くは企業努力の1つであり、それ以上でもそれ以下でもないのだが…。

多くの人は「詐欺=日陰で行うもの」というイメージがあり、潜在意識では「詐欺を働くような会社は、大々的な広告を行わないのでは?」というのがあるのではないだろうか。名前を聞いたことがない業者に対して、不信感を持つことは何の問題もない。ただし、それと同じく有名な業者に対しても注意してほしいと思う。

修理よりも買い替えを強く勧めてくる

トイレや給湯器などの水回りのトラブルがあった場合、ユーザーの選択肢として「修理か買い替えか」という二択になるケースが多い。しかし意外と知られていないかもしれないが、今やトイレや給湯器は構造が複雑化しているため、修理ができる業者というのは限られている。

つまり「水回りのことで困ったら、ぜひこちらに連絡を!」とアピールしている会社のほとんどが、「商品の交換(買い替え)には対応しているが修理はできないのだ。

こういう業者に修理を依頼すると、この業者が仲介に入って正規の業者を呼ぶことになるため、時間は余計にかかるし、仲介手数料も取られて踏んだり蹴ったりである。

そしてその業者も業者で「正規の業者に仕事を回して仲介手数料を貰うだけだと安い仕事にしかならない」と考え「できることなら新品に交換することで利益を得たい」と考えるのが普通だろう。

修理じゃなく交換させる方向に持っていくには、とにかくユーザーを不安がらせること。「修理しても長く使えないよ」などの言葉を使って、おおげさに話を進めることで、機器寿命に達していないものを買い替えにもっていく業者も少なくないはずだ。

料金が高いと感じたら、必ず複数の業者から見積もりを貰う

常識的に考えて「トイレの水漏れを直すのに70万円かかる」と言われたら、間違いなく変だと気付くと思うのだが…。しかし水回りのトラブルに見舞われることは頻繁にあるわけではないし、自分にとって興味のない分野の費用や料金については、不思議に思いながらも「そういうものなのか」と納得してしまう人が出てくるのも理解はできる。

現に「給湯器の本体の定価は40万~50万円くらいする」と言われたら、驚く人が大半ではないかと思う。何かの家電製品を買う時、若い人は「量販店での販売価格とネットの価格を比較する」くらいのことはやっているだろうが、水漏れのトラブルに関しても最低でも2社か3社に診てもらうのが無難だ。

水回りのトラブルだから緊急性もあって、すぐに直してほしいと気が流行るのも分かる。しかし、それは業者側が1番理解していることだということを知っておいてもらいたい。

ハッキリ言って、信頼のおける業者を知っているという場合を除き、最初に依頼した業者で即決するというのは愚の骨頂だ。損をしないためにも、トラブルに遭わないためにも、水回りのトラブルに見舞われた場合(しかも料金が高いと感じたら)、必ず複数社から見積もりを貰うようにすることをおすすめする。

スポンサーリンク

もし「騙された!」と思ったら

相談窓口を案内する消費者ホットラインというものがある。契約トラブルを始めとする数々の消費者相談に対応しているから、事前事後問わず、給湯器や水道関連のトラブルに遭ったと思ったら相談してみることをおすすめしたい。

給湯器についてもクーリングオフという便利な制度があるから、例え詐欺に遭ったと感じてしまった後でも間に合うかもしれない。そういう場合も早急に頼ってみることをおすすめする。

消費者ホットライン

電話番号:188

平日:9:00~17:00など相談窓口によって受付時間が異なります

土日祝日:10:00~16:00など相談窓口によって受付時間が異なります

※年末年始(12月29日~1月3日)を除き、原則毎日利用できます。

スポンサーリンク

最後に

水道トラブルは実は奥が深く、優良業者であってもユーザーから詐欺のように言われてしまうケースも実は少なくない。とは言え、料金説明もなしに工事を進めるなんてのは問題外だし、請求書を見たら事前説明と違う費用を請求されたという場合は、絶対に泣き寝入りしないでほしい。

言った・言わないの水掛け論になることも予想されるため、業者には必ず書面で見積書を出してもらい、何かあったら相応の機関に相談することをおすすめする。ぜひ、参考にしてくれ。

【参考サイト】

どうしよう?困ったときは、消費者ホットライン188番にご相談を!