給湯器を使ってないのに音がする時の考えられる原因

 

すずき設備社長の鈴木だ。

給湯器は燃焼機器であるから「使っていないのに音がする」という場合は、ユーザーの多くが不安に感じてしまうのではないかと思う。

 

実は給湯器には、使っていないのに音が鳴ることが実際にある。それも故障や不具合などではなく、給湯器そのものの仕様上としてだ。これを知っていてこれに該当する場合であれば、故障なんかじゃないから安心して欲しい。

以下では「給湯器を使ってないのに音がする時の考えられる原因」について解説していこう。

 

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給湯器を使ってないのに音がする時の考えられる原因

 

凍結予防のポンプ

冬時期の屋外設置型給湯器の場合、これが最も多い。

氷点下ではなくても、給湯器本体に搭載されている温度を計る部品が、2℃とかそれくらいの温度を検知すると循環ポンプが動作する。

 

これは追い炊き配管の凍結予防のための動きだ。ちなみにこれは、給湯器のリモコンの電源を切っていたとしても関係なく動くから注意してくれ。

給湯器の凍結防止にはリモコンの電源を入れておく必要はない

 

これを確認するには「リモコンに普段は見られないマークや表示がされていないかどうか」を確認するといい。

メーカーやリモコンの種類によって表示方法は違うが、取扱説明書を見てもらえれば「凍結予防が作動するとこのようなマークが表示されます」というような説明があるだろう。

ちなみに「取扱説明書を失くした!」という場合は、オンライン上で各メーカーの公式サイトから読めるぞ!

給湯器の修理依頼をする前にまずは取扱説明書!無くしたらメーカーページからダウンロードできるぞ!

 

プレパージ、ポストパージ

これは「リモコンの電源を入れている時」でないと考えにくい症状だが、給湯器はお湯を使う前と使った後で「プレパージ、ポストパージ」と呼ばれる動作に入る。

燃焼室に残っているガスなどを排出するためにファンモーターが動作することを指していて、これは蛇口を開けた時、閉めた時でそれぞれ発生する。

 

  • プレパージ:燃焼前に、燃焼室の空気を入れ替える動作
  • ポストパージ:燃焼後に、燃焼室の残りガスを排出する動作

 

試しに蛇口を一瞬だけ開けてお湯が出る前に閉じると分かると思うが、これでも給湯器の中からは唸るような音がしてくることだろう。

つまり「さっきまでお湯を使っていた状態」とか、あるいは「お湯を使おうとして、実際には使わなかったにも関わらず…」というシチュエーションならば、この可能性が高い。

 

電源を切っている状態ではプレパージは発生しないが、ポストパージの際中に電源を切ってもポストパージは一定時間持続する。

 

基板の故障

基板は別名リレーと言って、色んな電子スイッチのオン/オフで制御されている。普段はあまりカチカチ音がしないのだが、これが経年劣化してくると、故障の前兆で「カチカチ音を立てる場合」がある。

イメージ的には「スイッチを押しているのに、手を離したらそのスイッチが元に戻ってしまうような音」という感じだ。

 

ちなみにこの症状が出た場合は、ほぼ例外なくエラー710等の基板のエラーへと繋がり、部品交換が必要になるだろう。

しかし、カチカチなっていても使えるケースもあるため、この場合は完全に壊れる前に修理してもらうことをおすすめしたい。ちなみにこのまま使用しても危険ということはないが、いつ壊れてもおかしくないから注意してくれ。

 

本当に燃焼している

本当に燃焼しているのであれば「お湯を使っていないのに給湯器から音がする」のではなく、「お湯を使っていないのに給湯器が燃焼している」という表現になるような気もするが、燃焼するかしないかのラインの水漏れがある場合は、給湯器から音がしてくる可能性がある

 

給湯器は一定の流量を確保して初めて燃焼動作に入るから、蛇口から出すお湯を絞っていくと、一定のラインで火が付いたり消えたりという感じになる。

これと同じ要領で給湯配管からの水漏れがあれば、プレパージ、ポストパージが頻発するのではないかと思う。大量の水漏れがあれば完全に燃焼するし、ポタポタ程度なら燃焼動作に入らないから音はしないが、微妙な量の水漏れだとプレパージとポストパージが発生するだろう。

 

ちなみにこの場合は、給湯器への入水バルブを閉じてみて音が止まるかどうかを確認するのが手っ取り早い。バルブを閉じて音がしなくなるなら、どこかのお湯配管で水漏れしている可能性が高くなるな。

もし給湯器への入水バルブが無い場合、あるいは入水バルブが故障している(ちゃんと閉めても閉まっていない可能性がある)という場合は、水量計で水漏れが無いか確認することをおすすめしたい。

 

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最後に

給湯器から音が鳴ると言われて、大規模な修理になったケースは弊社では見たことがないが、給湯配管のどこかで水漏れしているという場合は非常に厄介になるだろう。

この場合は水道料金も高く請求されるだろうし、修理の管轄も給湯器メーカーではなく、水道屋の管轄になることが多い。

ちなみにあまりにも大量の水漏れをしていて水道料金が払えないという場合は、弊社の活動している地域では「1ヶ月に限り考慮してもらえるという制度」があるから、役所に問い合わせてみるといいぞ。ぜひ、参考にしてくれ。

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