パネルヒーターから聞こえてくるカラカラという異音は暖房機の異常?

 

すずき設備社長の鈴木だ。

冬になると暖房ボイラーを使用するという人も多いと思うが、もし暖房端末にパネルヒーターを使用している場合、タイミングによって「カラカラカラ…」という異音が聴こえてきたことはないだろうか。

 

程度によっては、夜の寝静まった時にこれが聴こえてくると不安を感じてしまうというユーザーも多く、修理依頼を受ける頻度としては決して少なくない。

これは多くの場合で大したことがない不具合(むしろ不具合でも何でもないことが多い)で、なぜこのような音がなるのか、以下で解説しようと思う。

 

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カラカラ音の正体とは?

 

カラカラ音の正体の多くは「暖房配管内に入った空気や、結晶化した不凍液によるもの」であることが多い。

暖房配管には密閉式と半密閉式と呼ばれる2つの配管タイプがある。

もし2階などにもパネルヒーターを使用しているという一軒家の場合は、多くが密閉式だと思われるが、密閉式と言うのは読んで字のごとく密閉されているため、配管の中に入ってしまった微量の空気が延々と巡ることになる。

これがちょっとした流水音のような音になっているというケースが非常に多い。

 

あとは不凍液は粘度のある液体であり、年数経過で一部が固体化・結晶化してしまうことがある。

これがパネルなどの金属にぶつかることで、カラカラという異音に繋がっているケースも少なくない。

 

このいずれかであることが多いわけだが、基本的には特に気にする必要がなく、多くの場合で100%の改善はできないことが多いだろう。

ちなみに不凍液の劣化が原因になっている場合、音の程度によっては「不凍液の入れ替え作業」によって症状が改善する可能性がある。

 

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不凍液の交換作業にかかる費用

 

実は不凍液にも賞味期限のようなものが存在し、取扱説明書などには3年で1回入れ替えてくれというような事が記載されている。

さすがに3年で1回というのは言い過ぎだと思うが、もし暖房ボイラーを10年使用するつもりなのであれば、折り返しの5年目時点で1回総入れ替えをすることをおすすめする。

 

理由としては、不凍液の不凍性・防腐性も劣化することで熱効率が悪くなってしまうこと、配管やボイラー内の部品が壊れてしまう可能性があることなどが挙げられるが、結晶化によるカラカラ音を防ぐことにも繋がるケースがある。

 

ちなみに交換費用については、各家庭でどの程度の不凍液を使用しているか、暖房端末には何を使用しているかなどの要素で増減するから何とも言い難い。

一応、不凍液そのものの料金で言えば、2リットルで2000円程度、10リットルだと1万円ちょっとで購入可能だ。

 

ただし、もちろん交換作業に伴う作業料も発生するし、暖房端末がパネルヒーターの場合だと各パネルでエア抜き作業が必要になるため、暖房端末の中でもっとも高額になりやすいと言えるだろう。

暖房ボイラーの不凍液を交換しなければならない理由について

 

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カラカラ音は放置してもOK?

 

基本的に、多少カラカラなる程度なら問題ないことが多い。

…が、不凍液が劣化してきていることを示唆しているケースも無くはないから、あまりにも音が酷い場合や、最近になって気になるようになってきたという場合は、一度点検してもらうというのも有効だ。

 

点検を受けて問題ないようであれば点検出張料(5000円程度か)で安心が買えるし、不凍液の交換作業が必要となれば、見積もりを貰って検討すればいい。

この手の不具合で1番注意しなくてはならないのは、暖房機や暖房端末自体の故障ではなく、家の暖房配管の故障だ。

 

ボイラーやパネルヒーターが破損・故障するくらいならそれ自体を交換してやれば済むが、配管が腐食したとなれば簡単に交換・手直しはできないから注意してほしい。

特に壁の中を通っている配管だったり、床下を通っている配管が腐食したりしてしまうと、とんでもなく大きな修繕工事になるだろう。

集合住宅の場合だと、階下の住人への迷惑に繋がってしまう可能性もあるため、不安要素がある場合は早めに点検してもらうなり、対応することをおすすめする。

 

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最後に

弊社に取り付けられているパネルヒーターからもカラカラ音が鳴ることがあるが、弊社の場合は空気によるものだ。

 

もし大きな問題が生じている場合は、特定の時間に気になるというようなレベルではなく、日中においても耳を澄まさずに聴こえてくるというケースが多いように思う。

 

鳴ったり鳴らなかったりとか、特に静まった時だけ気になるという場合は、酷いケースじゃないことがほとんどだが、気になるならプロに点検してもらうと安心できるぞ。ぜひ、参考にしてくれ。

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