ステンレス外装の給湯器は絶対に錆びないというわけではない

すずき設備社長の鈴木だ。

最近、ステンレス外装の給湯器を購入したというユーザーから「錆びないと聞いて購入したのに、久々に外に見に行ったら外装が錆びていた」という依頼をもらったのだが…。

その家は特に海沿いにあるという設置状況ではないにも関わらず、設置から2年~3年で少し茶色っぽくなっている箇所があった。

そこで今回は「ステンレス外装の給湯器は絶対に錆びないというわけではない」ということについて、注意喚起をしておきたい。

ステンレス外装のメリットは「錆びにくい」こと

ステンレスと言えば、台所や風呂場なんかの水回りでよく使われている素材だ。調理器具なんかでもステンレス製の物はよく見るだろう。

頻繁に用いられている理由としては「錆びに強い」という特徴によるもので、人間が生活を送るうえで水回りで使用するのには安価で耐久性もあるという部分から、非常に使い勝手の良い素材である。

あくまで錆びにくいというだけで、絶対に錆びないというわけではない。

ステンレスのシンクや、ステンレスの包丁を錆びさせてしまったという経験がある人も多いのではないかと思うが、ステンレスじゃなかったらもっと錆びていたというものを、ある程度食い止めることが可能という程度である。

「錆びない」と表現してしまうことがある

ちなみにこれは当社の案件ではないのだが、言葉の綾というか「錆びにくいと表現するべきだったところを錆びないと言ってしまう」という可能性は、正直言って誰にでもあると思う。

焦げ付かないフライパンだって「焦げ付きにくいというだけで、絶対に焦げ付かないというわけではない」のだが、販売者がついうっかり「焦げない」と言ってしまったなら、ユーザーはそれを聞いて勘違いしてしまうこともあるだろう。

これに石を投げてもいいのは「漏れないギャザー」に対して、しっかりと「漏れにくいギャザー」と表現している人だけだ。

それに、例え販売する側が「〇〇しにくい」と表現していたとしても、ユーザーの中には自分にとって都合の良い表現に書き換えている人も少なくないため、両者が譲らずに平行線をたどるというケースも珍しくない。

費用の話で「1万円から2万円」と説明すれば、ユーザーの中には「1万円くらい」と解釈している人も珍しくないからな。

勘違いの対処法

例えば俺からしたら「錆びない、漏れない、焦げ付かない」なんてのは、基本的には「有り得ないこと」だと思っているのだが、専門家の人から断言されたら「そういうものなのか」と思ってしまう人も多いだろう。

冬用タイヤを売る場合だって「滑りにくい」と言うよりも「滑らない」って書いた方が売れるだろうしな。

タイヤの場合にどうなるかは分からないが、給湯器のステン外装の場合は、売った本人がそういう説明をしたと認めない限りは、ユーザーの勘違いの可能性も否定できない。

一応頭は下げるが「そのような説明はしていないと思いますが…」という1点は譲らないだろう。

あとは言った・言わないの水掛け論になるため、これは購入する前に一筆書いてもらうといいだろう。

金額にしても何にしても、本人の直筆&ハンコを貰うか、会社のハンコを押された印刷物という形で貰っておくことをおすすめする。

最後に

正直言って「〇〇しない」という表現はブランディングの1つだと思うのだが、人によっては詐欺に近い表現だと憤慨する人もいるだろう。

そういう場合は「絶対に?」と確認してみるのも1つだろうし、相手も人間だから間違うこともあるし…。なにより自分が良いように解釈している可能性は絶対にないと言い切れるだろうか。

もし自分に100%非が無く、相手に対して憤りを感じるなら、それを指摘する以外のもう一手が欲しい。

完膚なきまでに叩きのめすには、相手の説明を録画していたり、一筆かいてもらったメモなんかが有効だ。ぜひ、参考にしてくれ。