暖房機と給湯器を1台にまとめることは得か損か

すずき設備社長の鈴木だ。

よくユーザーから相談されるのだが「給湯器と暖房機を1台にまとめた方がいいのかどうか」というものは、いつの時代もユーザーを大きく悩ませているらしい。

業者によって言うことも変わるということで、何も知らないユーザーからすると「誰が本当のことを言っているのか」と不安になってしまうだろう。

そこで今回は、あくまでブログ筆者と読者という立場から「給湯器と暖房機は1台にまとめた方がいいのかどうか」について悩んでいる読者にアドバイスを送ろうと思う。

(給湯+暖房)1台にまとめるメリット

  • 設置スペースが狭くてもOK
  • 2台用意するよりも金銭面で安くなる
  • 操作リモコンも台所+風呂の2箇所で済む

給湯器と暖房機を1台にまとめたときのメリットはこんなところだ。

最大のメリットは金額が安くて済むことで、それ以外は特に大きな問題にはならないんじゃないかと思う。

もともと2台設置できるスペースがあって、それを1台にまとめようとしているわけだから、スペースに困っているということも考えにくい。

ちなみに給湯器に暖房機能が付いているボイラーなら、メインリモコン1台で給湯と暖房を操作できる(お湯張りも可能)。

まぁこれまでずっと暖房機の独立したリモコンを操作してきたユーザーなら「どっちがどのリモコンか分からなくなってしまう」ということもないだろうが、操作性でも若干分かりやすくなるだろう。

給湯器と暖房機の2台体制のメリット

  • リスクヘッジができる

給湯器と暖房機の2台体制をするうえでの最大のメリットはリスクヘッジだ。

これならよっぽど運が悪くない限り「給湯器か暖房機のどちらかは生き残る」というケースが多くなる。

雪国の冬場でお湯も使えなくて暖房も使えないとなったら、まさに泣きっ面にハチ状態と言えるのではないだろうか。

本来なら暖房機の部品が壊れたら給湯機能だけは使えてもおかしくないのだが、もし壊れてしまったのが安全装置だとすれば、機械の全機能が停止してしまうので、1台にまとめる場合はこれが痛いと言えるだろう。

おすすめはリスクヘッジができる2台体制

おすすめなのはリスクヘッジができる2台体制だ。

金はかかるが、金銭的な負担にさえ目をつぶれるなら絶対に2台に分けた方がいいだろう。

個人的には「基本的には給湯機能だけが必要で、よほど寒い日だけ暖房をちょこっと動かしたい」というユーザー向けなのが暖房機能付き給湯器じゃないかと思っている。

フルで暖房を稼働するような雪国住まいのユーザーは、暖房が停止してしまうと死活問題になると思うから、そういう意味でもリスク分散しておくと「不幸中の幸い」に救われる機会がくるんじゃないかと思う。

なぜ1台にまとめることをすすめる業者がいるのか

俺は2台体制の方がいいと思っているから素直にそれをおすすめしたが、中には「そっちの方が儲かるからそう言ってるのでは?」という読者がいてもおかしくないと思っている。

そして「じゃあなぜ1台にまとめることを勧める業者がいるの?」と思う読者もいるだろう。

ここからは俺の勝手な推測になるが、もし1台にまとめることを勧めている業者がいるんだとしたら「会社の売り上げにしたい」という気持ちが強いのではないかと思う。

恐らく1台にまとめることを業者が勧める場合と言うのは、給湯器か暖房機が壊れてしまって買い替えを検討しているユーザーが、更に「年数が経っているがまだ壊れてはいない給湯器、あるいは暖房機を抱えている」という状況なんじゃないだろうか。

ここで壊れた1台を買い替えて終わるのか。それとも、給湯機能と暖房機能が一緒になったボイラーを買い替えさせるのかで、その業者の売り上げは大きく変わってくるはずだ。

もちろん、その客が必ず自社に依頼してくるという自信があれば別に無理に販売する必要もないが、そこまで余裕を持っている業者はほとんどいないだろう。

最後に

俺は給湯器と暖房機を完全に分けて考えたうえで、石油ストーブなども常備している。

やはり壊れた時のことを考えておくと言うのは非常に重要だ。

金銭的な問題がないのであれば、絶対に2台体制をおすすめする。ぜひ、参考にしてくれ。