雨が降ったときだけ給湯器の調子が悪いということはあるのか

 

鈴木設備社長の鈴木だ。

よく「雨の日だけ給湯器が動かない」という依頼を受けることがある。

そういう場合は何かしらのエラーが出て動かないということが多いから、できればコッチとしては「雨が降った日に何のエラーが出ているのか」を教えて欲しいのだが…もちろんエラーが出ないケースもあるから一概には言えない。

 

しかし、結論から言うと「給湯器の外装部が腐食していて、そこから雨が侵入している」というケースを除いては、雨の日だけに不具合が生じるというケースは考えにくいだろう。

それにもかかわらず「雨の日になると調子が悪い気がする」という依頼は、後を絶たない。この現実とユーザーの温度差は一体何なんだろうか。

今回は「雨が降ったときだけ給湯器の調子が悪いということはあるのか」について、詳しく解説していきたい。

 

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基本的に雨は関係ないことが多い

 

給湯器の屋内タイプ/屋外タイプのメリット・デメリット

 

上記リンク先の記事にも書いているが、ユーザーの中には「雨風にさらされている屋外タイプの給湯器は、屋内タイプの給湯器に比べると故障しやすい」と考える人もいる。

しかしメーカーは、外置き用の給湯器なら雨風にさらされる前提で製造・設計しているわけだから、経年劣化によって外装がボロボロになっているというケースを除けば、雨水が侵入して給湯器本体にダメージを与えるということは考えにくい

 

そのため「雨が降った時だけ給湯器の調子が悪い」というケースの大半は気にしすぎているというだけで、特に雨との因果関係がないということが多いだろう。「雨が降ると膝が傷む」くらいのことだと思ってくれ。

ただしこれらは、あくまで「そういうケースが多い」というだけで、実際には雨の影響を受けているケースも少なからず存在している。以下では、その少数派の例について紹介しよう。

 

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雨と給湯器の故障に関連性がある場合

それでも「やはり雨になると調子が悪い」というのであれば、何かしらの関連性があると見るべきだ。

しかし、この場合なら「雨の日に調子が悪いのではなく、晴れの日に調子が良い」のであると考えを改めた方がいいだろう。

 

単純な部分で言えば「外装部のどこかに穴が空いていて、そこから雨水が侵入して部品や配線にかかり、意図せぬ不具合が出ているという可能性」があるが、これは確実にチェックしてくれ。

あとは弊社の観測範囲上だと、エラーを出さずに電源系統に不具合が出るということは割と多いような気もする。このような場合なら「リモコン線の腐食/電源系統の故障」が考えられるだろう。

 

雨の日と言われると、いかにも「湿気の影響を受けて、上手く点火できない」という症状が多そうな気もするが、個人的にはこのようなケースは本当に少ないと思っている。絶対とは言わないが、まず考えにくい。

いずれにしても調子が良かったり悪かったりという場合なら、まだ故障の初期段階であることが多いから、騙し騙し使用できているうちに給湯器のプロに診断をしてもらい、修理なり買い替えなりを検討することをおすすめする。

 

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故障診断をするならできれば雨の日が望ましいが…

例えば「雨の日に調子が悪い」という依頼を晴れの日に貰っても、悪い症状が出ずに判断できないというケースもしばしばある。

とは言え、雨の日に修理依頼をしたのに、修理業者の都合で翌日になるというケースも少なくない(依頼が多い場合だと即日訪問は難しい)。症状が出ない以上はどこが悪いかの判断は難しいだろう。

 

しかし、ある程度はパターン化しているから、修理のプロなら見抜けると思う。例えば雨水が侵入した形跡なんかは、乾いていても跡が残っていて確認できるケースも少なくない。

しかしそれも絶対じゃないから、騙し騙し使っていって最終的に動かなくなってしまうリスクを抱えるよりは、時間的に余裕をもって修理依頼しておくことをおすすめする。

 

弊社の場合だと「次回、雨が降った日にどうなるか」を確認するために、色んな細工をさせてもらうことが多い。

これなら晴れの日に訪問させてもらっても、次回雨が降った後で再訪問させてもらえれば、何があったかを見抜きやすくもなるから、修理依頼のタイミングについてはユーザーは気にせず依頼してくれ。

 

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まとめ

基本的に「雨の日に調子が悪い」というのは、たまたまというケースが多い。

それが気のせいじゃないとすれば、給湯器本体の外装がボロボロになっている可能性があるから、そのような場合は防水シートを掛けるなどして養生してやるのも一時しのぎにはなるだろう。ぜひ、参考にしてくれ。

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