貯湯ボイラーの必需品|給湯器に安全弁はなぜ必要か?

すずき設備社長の鈴木だ。

設備屋をやっていると、新入社員が入ったら「安全弁はなぜ必要か」ということを教育する。

うちの会社でも、立ち上げ当初は教育マニュアルがなく、色々とやらかした。

そのうちの1つが、この安全弁だ。

以下では、貯湯タイプの給湯器に必要な安全弁がなぜ必要かについて書いていく。

安全弁とは?

まぁ安全弁が何なのかを知らない読者が「安全弁はなぜ必要なのか」という情報を求めているとは思えないが、一応簡単に説明しておく。

安全弁は基本的には減圧弁とセットで、圧力を逃がすための弁だ。

水は熱されると膨張するから、膨張した分を逃がしてやらないと缶体が破裂してしまう。

それを防ぐために安全弁があり、膨張した水(お湯)を逃がしているというわけだな。

安全弁は石油給湯器の貯湯タイプに必要

正確には直圧タイプにも安全弁は必要だし、搭載もされているのだが、それを言い出すとややこしいから、ここでは割愛する。

基本的に安全弁が必要なのは貯湯タイプであり、貯湯タイプは石油給湯器にしかない

貯湯タイプというのは、給湯器本体の中にドラム缶のようなものが入っていて、そこに水を貯め込んでいるのだが、水から80度くらいのお湯に加熱するときのことを考えてみてくれ。

もし膨張したお湯の逃げ道が無ければ、ドラム缶は破裂してしまうだろう。

それが給湯器の中で起こってしまったら…。間違いなく熱交換器の交換になるだろうな。

ちなみに熱交換器は作業料だけで2万円くらいかかるから注意しなくてはならない(とは言っても、注意するのはユーザーではない)。

安全弁は内蔵されている機種とそうでない機種がある

もし「DIYで貯湯ボイラーを取り付けようと考えている」というユーザーは注意すべきことがある。

それは「安全弁は内蔵されているものと、そうでないものがある」ということだ。

もし内蔵されていない機種を選定したのであれば、外付けの減圧弁と安全弁を用意する必要がある。

これを忘れると、新品を取り付けて2日と持たないうちに缶体が破裂してしまうだろう。

当然ながらこれは施工ミスに該当するから、メーカーの保証は適用されない。

最後に

貯湯タイプの給湯器を取り付けるうえで、もっともやってはならないミスが安全弁の付け忘れだ。

まぁオイル漏れだろうが何だろうが、ミスはしてはいけないのだが。

ちなみに内蔵されているかどうかは、給湯器の施工説明書に間違いなく記載されているから、どちらか分からないという状況なら事前にチェックするといいだろう。ぜひ、参考にしてくれ。