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ルームヒーター・ファンヒーターから温風が出ないときの確認ポイント

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ルームヒーターから温風が出ない 修理依頼する前に確認すべきポイント

すずき設備社長の鈴木だ。

暖房ボイラーを熱源機としてルームヒーターを使用しているという人の中には「急に温風が出なくなって困った」という人もいるのではないだろうか。この症状は比較的多く、状況によってケースバイケースではあるのだが中には簡単に解決するケースもある。

それにユーザーによっては「暖房ボイラーとルームヒーターの製造メーカーが統一されていない」というケースもあり、間違った方の修理業者を手配してしまうと出張診断料を無駄に取られてしまう可能性もあるだろう。

以下では「ルームヒーター・ファンヒーターから温風が出ないときに確認すべきポイント」について解説するので、ぜひ参考にしてほしい。

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ルームヒーター・ファンヒーターから温風が出ないときに確認すべきポイント

チェック項目

まずは暖房端末の取扱説明書をチェック

まずは取扱説明書、初歩的なミスのチェックをおすすめしたい。基本的なところで言ったら「暖房端末の電源は入っているのか」とか「フィルターは掃除されているのか」という部分だ。

コンセントタイプのルームヒーターだと温水コンセントがカチッとハマっておらず、少し本体を移動させたときに温水コンセントが抜けてしまっているということも考えられるだろう。

あとはフィルターのチェックなんかも忘れがちな部分である。これらの場合、修理依頼をした後で業者に指摘されると恥ずかしさなんかもあるから絶対に注意して欲しい。

他のルームヒーターがどうなのか

もしルームヒーターを複数所有している場合は「他のルームヒーターがどうなのか」をチェックしてみるのもおすすめだ。必ずしもルームヒーターと熱源機のメーカーが統一されているとは限らないから、ルームヒーターが悪いのか、それとも大元の熱源機が悪いのかはハッキリさせておくことをおすすめする。

つまり…。

  • 特定のルームヒーターだけが動かない→ルームヒーターの故障
  • すべてのルームヒーターが動かない→熱源機(暖房ボイラー)の故障
  • とある1箇所の温水コンセントだけ動かない→温水コンセントの故障

となる可能性が高いだろう。

鈴木社長
鈴木社長

もちろん熱源とルームヒーターが異なるメーカーの場合、然るべきメーカーに修理依頼をしないと出張点検料だけを取られる可能性もあるから注意してくれ。

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よく見られるルームヒーター・ファンヒーターの故障内容

ルームヒーターは風が出ていないだけなのか

まずチェックしたいのは「風がこないだけなのか」という部分である。ルームヒーターに限らず浴室乾燥機なんかもそうだが、本体の内部は非常に熱くなり、そこから送風するから温かい空気が送られてくるという仕組みだ。つまり「送風できていないだけなのか、それとも送風は出来ているけど冷たい風なのか」という部分で大きく分かれるだろう。

基本的なルームヒーターは「一定の熱を持たないと送風をしない」という仕組みになっているものが多いから冷たい風が出てくるというケースは考えにくいが、本体そのものが温かくなっているのであれば「単純に送風できていないだけ」ということで、送風するためのプロペラに不具合が出ていたり、それを動かすモーターに不具合が出ていることが考えられる。

この場合は熱源機の暖房ボイラーではなく、暖房端末のメーカーサービスを手配するのが正解だ。

鈴木社長
鈴木社長

熱い不凍液が循環しているかどうかを知るには、暖房端末に接続されている暖房配管を手で触って確認するのが有効だが、正常な場合は火傷するほど熱い不凍液が循環しているから確認する際はくれぐれも注意してほしい。

小さい子供がいる場合は要チェック

本体から熱気は感じるが風が来ないという場合、プロペラが回っていないという場合は棒のような何かが詰まっているケースがある。これは扇風機に棒を突っ込んで回らなくしている状況を想像してもらえると分かるかと思うが、いたずら盛りの小さい子供がいる場合はこの可能性も考えられるだろう。

そういう場合、取り外しのできるタイプのルームヒーターならコンセントを外して少し揺らしたり傾けたりすればカラカラ音が聴こえてくることがある。少しDIYに詳しいくらいの人なら外側を外すだけで取り除けたりもするから、自身のある人は挑戦してみるのもいいだろう。

本体が温まっている気配がない

前項2つは「本体が温まっているけど風がこない」というタイプ。これは単純に送風できていないだけというケースが多いから、そんなに大きな不具合ではないことが多い。

一方でルームヒーターそのものから一切の熱気を感じないという場合は「熱源機が動いていない」あるいは「熱源機から温められた不凍液が流れ込んでいない」という可能性が高く、重症であることが多い。

最も被害が少ないパターンとして「ルームヒーターの熱動弁が動いていないだけ」であれば、熱動弁の交換で10000円~高くても20000円程度で直るだろうが、ルームヒーターの熱交換器詰まりや、熱源機の故障となると大規模な修理になる可能性もあるから注意しよう。

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ルームヒーターの突然の故障に備えたリスクヘッジがおすすめ

暖房ボイラーとルームヒーターに頼りっきりの場合、どちらかが壊れてしまうと暖房として機能しなくなってしまう。すぐに修理業者を手配しても即日修理ができないことも珍しくない。

そういう時に備えて「いざとなった時に使用できる暖房機やストーブ」を用意しておくことは非常に有益だ。弊社でも暖房機が故障したユーザーのために貸し出し用のストーブやヒーターを所有しているが、特に停電時でも使用できる反射式ストーブはぜひともおすすめしたい。

暖房機故障のリスク|電気ヒーターや反射式ストーブが超便利

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最後に

冬期間に暖房が使えなくなると、住んでいる地域によっては死活問題になるだろう。修理も即日完了できるとは限らないから、簡易ストーブを用意しておくなどのリスクヘッジがおすすめだ。

今なら電気で動くストーブも5000円以下で買えるし、応急処置には問題ないだろう。ぜひ、参考にしてくれ。