給湯器の水漏れを直すにはパッキンを交換すればいいだけ?

 

すずき設備社長の鈴木だ。

「給湯器の水漏れは自分で直せる?」と聞かれることがあるが、それは人によるだろうし、もっと言えば漏れている箇所によると思う。

どうしても他の部品を外さなければ手が届かないような箇所から水が漏れているケースもあるわけで、もしガス通路部を外さなければならないような場合であれば絶対におすすめしない。

ただ、一定数のユーザーに「水漏れってパッキンを変えるだけじゃないの?」と考えている人もいるようだから、今回はそのことについて書いていこうと思う。

 

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給湯器の水漏れ

1番多いのはパイプ接続部からの水漏れ

 

給湯器からの水漏れで1番多いのは「パイプとパイプの繋ぎ目からポタポタ水が漏れてくる」というパターンだ。このような場合の多くは、イプの間に使われているパッキン(Oリング)を交換してやれば直るケースが多い。

それなりの知識や技術を有する人が給湯器内部を見て、目で確認できる手前の水メカとパイプの接続部分から水が漏れているというのであれば、ユーザー自身でも直せるかもしれないな。

 

ただし、パッキン(Oリング)はパイプの系や水メカのサイズによって大きさが異なるから、同じものを用意しなければならない点で注意が必要だ。

「まず給湯器への入水を止めて、給湯器内の水を排出して…」という手順がピンと来ないというレベルのユーザーは、手を出さない方が無難だろう。

 

熱交換器からの水漏れなど、部品交換が必要になるケースも

部品と部品の間から水が漏れている場合は比較的分かりやすいが、中には「部品そのものから水漏れしている」というパターンも存在する。

水メカの多くは樹脂製であるが、この樹脂に小さな亀裂が入っているというケースもあるし、最も多いのは熱交換器からの水漏れだろう。

 

熱交換器は水をお湯に変化させている部分だが、どうしても熱したり冷めたりを繰り返すという点で金属疲労に繋がりやすく、経年劣化で水漏れしてきやすい。

そして多くのケースが外側ではなく内部で漏れてしまうため、応急処置と言うことも難しい。この場合はパッキンどうこうの話ではなく、部品交換になるはずだ。

 

水漏れ後の処置も重要

 

水漏れの修理は水漏れを止めて終わりじゃない。漏れた箇所から別の部品に水が掛かってしまうこともあるし、それをそのまま放置したのでは、数か月後にその部品が錆びたりして別の不具合が起きてしまうことも考えられる。

もし本当に水漏れが酷い場合だと、基盤に水が付着しているケースも考えられるわけで、その状態で給湯器の電源を入れると最悪ショートして基盤が故障してしまう

そこで水漏れ周辺部分は徹底的に拭かなければならないのだが、ただ乾いた布で拭き取るということはあまりせず、ドライヤーやコンプレッサーなども状況に応じて使う必要が出てくるのだ。

 

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DIY感覚で素人でも水漏れ修理できる?

 

素人がDIY感覚で給湯器の水漏れを修理するという場合、個人の知識や技術はもちろん、みどこから水漏れしているかによって難易度が大きく変わるが、部品同士の接続部分からの水漏れなら修理しやすいはずだ。

パッキンに関してはホームセンターで探せば手に入るだろうから、合わせてグリスも購入してくれば、必要部品は入手できることになる。あとは給湯器の電源を落とし、入水を止めて、機器内部の水を排出して部品を外し、そこのパッキン(Oリング)を交換すればいいだけだ。

 

部品を外すとき、場所によっては「無理やり力を入れると他の部品に負担が掛かってうまくない」というケースもあるし、パイプが固着して外しにくいケースもあるから、その辺がうまくいかないと厳しいかもしれない。

…が、そういうイレギュラーがなければ、比較的簡単な作業と言えるだろう。ただし油断は禁物だ。給湯器の種類によっては「底部に腐食しやすい部品」なんかもあるため、それを知っているかどうかも大きい。

 

そもそもパッキンが悪くて1箇所から水漏れがあるという場合、大体その周りのパッキンも劣化しているだろうから、黙ってプロに依頼して「水漏れしている箇所の周辺も全部パッキンを交換してもらう」というのが賢い選択じゃないかと思うぞ。

1箇所だけで10000円弱くらい掛かってしまうかもしれないが、2箇所で20000円ということにはならないし、その辺はうまくやってくれるだろう。

 

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自分で修理してみたいという人への注意点

 

自分で修理したいと思うくらいだから、それ相応の最低限の知識や技術は有していると思うのだが、万が一「水を止めるのを忘れて作業してしまい、部品を外した瞬間に大量の水が漏れてきた」という場合だと、その他の部品も水が掛かって壊れてしまうことが想定される。

この場合、もし仮に製品の保証期間内だったとして保証は適用されないだろう。まぁ製品保証期間内に自分で修理しようと考える人はいないだろうが、給湯器には製品保証以外にも部品保証というものがあり、これは一般には公開されていない。

「製品保証は2年だけど、熱交換器からの水漏れは5年保証」なんてルールもあるから、5年以下の給湯器なら部品保証が適用されるケースもあると覚えておいて損はないはずだ。

 

それからパイプ接続部分は経年劣化によって固着しやすく、取り外しが困難なケースも少なくない。ガチガチに固着している場合は、状況によって油を差したり、熱したり、ハンマーで軽くコツコツ叩いたりするのだが、これらは全て経験によるものだと思う。

それを知らない人間が無理に外そうとすることで、パイプが曲がってしまったり、最悪「パイプが折れてしまう」という事態も想定できるため、特に年数の経っている給湯器に関しては、黙ってプロに任せることをおすすめしたい。

 

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最後に

確かに部品と部品の間にあるパッキンを交換しただけで、出張作業料が10000円程度取られてしまっては、バカバカしいと感じてしまう人がいるかもしれない。

そういう伝票を見ると部品代が数十円だったりもするから、余計に「自分でやれるならやってみようかな」と思う人もすくなくないだろう。

プロからすれば簡単な作業であっても、それを経験のない素人が変に手を加えてしまうと、場合によっては余計な手間を増やしただけなんてこともあり得るため、特に年数の経った給湯器に関しては、黙って修理業者を手配することをおすすめする。

ぜひ、参考にしてくれ。

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