石油給湯器の370エラーは気化器|高額修理待ったなし

 

すずき設備社長の鈴木だ。

石油給湯器のエラーの中でも「比較的よく目にするエラーで厄介なもの」と言われたら、間違いなくエラー370を推したい。これは気化器のエラーだ。

 

気化器とはバーナーに搭載されているパーツなのだが、こいつが壊れて気化器だけを交換するということが難しく、基本的にはバーナーごと交換になることが多いため、修理費用が非常に高い。

合わせて石油給湯器の場合は、この気化器が経年劣化でやられてしまう可能性が極めて高いから注意が必要になるだろう。

以下では、石油給湯器におけるエラー370の原因と対策、大まかな修理費用についての話をしていく。

 

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石油給湯器のエラー370とは?

 

冒頭でも軽く触れたように、石油給湯器のエラー370とは気化器のエラーである。これは石油給湯器全てに搭載されている部品ではなく、壁掛けタイプにしか搭載されていないパーツだ。

壁掛けタイプの石油給湯器は、お湯を使用する前に「予熱」という動作に入る。これは液体燃料の灯油をガス状にさせるための暖機運転のようなものなのだが、この役割を担っているのが、バーナー部分に搭載されている気化器というわけだ。

石油給湯器の「予熱」とは?意外と知らない給湯器の仕組み

 

この気化器のおかげで壁掛けタイプの石油給湯器が燃焼音が小さく、旧容器本体もコンパクトで軽量化になるように成功している。

ただし、この気化器が壊れてしまうと「いつまで経っても予熱が終わらない」という症状になり、最終的には一切点火できないという症状になってしまうだろう。

 

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エラー370の原因として考えられるもの

経年劣化

エラー370は経年劣化による故障が非常に多い。

給湯器の機器寿命は7年~10年と言われているが、ガス給湯器やセミ貯湯式石油給湯器は、1回修理して10年以上使えたというケースも決して少なくはない。

 

正確なデータが公表されているわけではないが、弊社が見ている感じでは「気化器を搭載している石油給湯器が平均を下げているのではないか?」と思う。

まぁこれに関しては、気化器の有無に関係なく「石油給湯器の直圧式が平均を下げている」という気もするが。

 

各家庭の使用状況にも左右されるが、基本的には5年以上使用している給湯器ならエラー370を出しても決して怪しいとは思わない。

ちなみにこの気化器は、給湯器の製品保証とは違って特別な保証延長の対象になっていることがあり、この場合は修理費用が掛からずに修理できる可能性があるから、変に騙し騙し使用したりなどはせず、一刻も早く修理依頼することをおすすめする。

 

燃焼不良

給湯器の燃焼状態が悪くて気化器に負担が掛かり、その結果として気化器が故障してしまうことも少なくない。

例えばバーナーや熱交換器にびっしり煤が詰まっているという状況だと、気化器が異常に熱を持つ原因に繋がり、気化器が変形するほどまでになってしまうこともある。

 

不完全燃焼などをユーザーが完璧に見抜くことは難しいが、中には「ちょっと灯油のニオイが強くなった気がする」とか、もしくは「黒煙が出ている」ということに気が付いて、すぐさま修理依頼をしたことで最悪の状況を免れたケースも。

経年劣化の場合は、どうしても新品状態よりは燃焼音も大きくなっているだろうし、灯油を燃料にしている以上は全くの無臭ということはないから、その辺の判断が難しいとは思うが、早期発見で被害を最小限にすることもできるから、注意深く観察してみて欲しい

 

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エラー370を直すための大まかな修理費用っていくら?

 

エラー370も大まかに分けて「バーナー(気化器)だけが悪い」というパターンと、「燃焼状態そのものが悪くて、煤が詰まっている」というパターンで修理費用は大きく変わってくる。

いずれにしても気化器の故障はバーナーの交換となり、そのバーナーは石油給湯器の中でも1、2を争うくらい金額の高い部品であるから、機種にもよるがバーナーだけでも2万円~4万円くらいは覚悟したほうがいい。

出張料、作業料を含めれば、大体5万円くらいになることが多いだろう。

 

一方で燃焼状態が悪くて煤が詰まっている場合だと、燃焼部品のオール交換も考えられる。この場合は安くても10万弱、酷いケースだと10万円を超えることも珍しくない

この場合で既に7年以上使用しているという場合は、修理はせずに本体を新しいものに変えた方が無難だ。

 

ここで大きな修理をしても、今度は別の部品が壊れてしまう可能性があるし、給湯器の修理に10万円以上かけるという判断は、賢い方法とは言い難い。

読者の住んでいる地域にもよるだろうが、石油給湯器を安く販売・取付してくれる業者は以外とあるから、試しに複数社から交換見積もりを貰ってみるのもいいだろう。

 

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最後に

石油給湯器の370は、ユーザーに引導を渡すことが多いエラーである。

最低でもバーナー交換になるし、水漏れや煤詰まりと併発しているケースなんかだと「これなら修理せずに買い替えた方がいい」と感じるような修理費用を提示されるケースも多いからだ。

 

その一方で、使用年数が5年以内だったりすると「バーナーの交換が無料で出来る」などの特殊なルールが適用されるケースもあるから、この場合は速やかに修理業者を手配した方がお得になることもある。

ぜひ、参考にしてくれ。

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