エコタイプの給湯器が出すエラー290(中和器異常)について

 

すずき設備社長の鈴木だ。

ノーリツのエコタイプの給湯器(エコジョーズやエコフィール)を使用している人で、エラー290の表示に困っているという人に向けたアドバイスを書いていく。

これはエコタイプの給湯器にのみ搭載されている中和器のエラーだ。中和器のエラーには「920、930」というエラーもあるが、これとは全くの別物である。

高効率給湯器(エコタイプの給湯器)が出すエラー920と930の厄介さ

 

エラー290の多くは「中和器内の汚れ詰まり」とか「ドレン排水の不具合」によって引き起こされるため、多くの場合でユーザー側がどうこうできるものでもないが、一部「ユーザーによって応急処置できるかもしれない」という内容もあるため、以下で詳しく解説していきたい。

 

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エラー290はエコタイプ特有のエラー

 

エラー290はエコジョーズ、エコフィールなどのエコタイプの給湯器特有のエラーだ。一昔前の石油給湯器では290はフロートスイッチのエラーだったが、今では中和器異常のエラーとなっている。

何のエラーかを簡単に説明すると、中和器に異常が出ているということになるのだが、その多くは「ドレンが正常に排出されていない」という状態にエラーを出していることが多い。

 

給湯器の燃費を良くするためにあれこれ試行錯誤したら、燃費効率は格段に向上したが、給湯器の中で汗をかくことになってしまった。この汗をドレンと言う。

ドレンは酸性のため、そのまま捨ててしまったのでは「家の排水管を腐食させてしまう原因になりかねない」ということで、機器内部で中性にしてから捨てるというわけだ。

 

これは給湯器が燃焼すると少しずつ出てしまうのだが、中和器は使用していく過程で徐々に汚れてしまうし、その汚れの状況によっては詰まることも考えられる。

中和器が詰まってドレンが排出されなければ、中和器の中がドレンで満杯になり、給湯器がエラーを出してこれ以上ドレンが出ないようにするという流れだ。

 

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ドレンが排出されなくなる原因

ドレン配管の凍結

 

外置きの給湯器、かつ雪国などの寒い地域で散見される内容だが、ドレンはお湯ではないから普通に凍る。最近はエコタイプの給湯器がだいぶ普及してきたから、ドレン配管の施工方法も浸透してきたが、レベルの低い設備屋・水道屋は割とミスをしていたのも事実である。

雪国における外設置の給湯器配管には、凍結予防ヒーターを巻きつけるのが基本中の基本であるが、当初は「お湯配管と給水配管ばかりに気を取られ、ドレン配管にヒーターを巻くことを忘れてしまう」というミスをしがちだった。

ドレン配管が凍って出口を塞いでしまうと、そこからドレンが逃げられなくなる。徐々にドレンが溜まっていって、一定量を超えると290のエラーを出すという感じだ。

 

これを防ぐためには、ドレン配管にも凍結予防のヒーターを巻いてやればいい。応急的に対応したいなら、ドレン配管に熱湯をかけてもいいだろう(材質によっては沸騰したお湯をかけるのは望ましくないから、50℃くらいでいい)。

ただしこれはあくまで応急処置のため、根本的な原因を解決するためには、ちゃんとドレン配管にヒーターを巻きなおすことを検討してもらいたい。

 


 

ちなみに凍結予防ヒーターを使用していると電気代が高くなるのが気になるというユーザーが多いが、そういう人には凍結予防ヒーター用の節電器がおすすめだ。


 


寒冷地で給湯器を使用している人は必見!節電効果が欲しいならコレ!

ドレン配管の中や周辺に、物理的に邪魔している物がある

これも主に外置きの給湯器の場合だが、ドレン配管の出口周辺に落ち葉やゴミなどがあり、それが邪魔をしてドレンが逃げていけない状況になっているケースもある。

あとは「ドレン配管は凍結していなくても、降り積もった雪によってドレンがせき止められている状態」なんかもよくあるケースだ。

凍結の可能性も含め、いずれにしてもドレン配管からドレンが流れていける状態かどうかを確認すれば問題ないだろう。

 

中和器の汚れによってドレンの流れが悪くなっている

 

使用年数や使い方によっては中和器に汚れが詰まり、それが原因でドレンがスムーズに流れていけないということもある。ドレン配管そのものに何の以上も見られない場合は、もしかすると中和器自体が詰まっている可能性も無くはない。

この場合のほとんどは中和器を交換しなくても、中和器の分解清掃で改善する。修理費用は出張料込みで5000円~10000円以内だろう。

ただし、中和器は年数や使用時間によって必ず部品交換が必要になるため、これまでの使用時間によっては「分解清掃で済ませずに、いっそ交換してしまった方がいい」というケースもある。この辺は、修理業者が適切な判断をしてくれるだろう。

 

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最後に

エラー290自体はそんなに深刻なエラーではない。

ただし、何かが原因でドレンが排出されていないんだとすれば、その原因を取り除いてやらなければ改善はしないし、お湯を使うこともできないから注意が必要だ。

もし雪国に住んでいて、給湯器を買い替えて初めての冬を迎えたというケースなら、ほぼ間違いなく凍結だと思うぞ。ぜひ、参考にしてくれ。

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