給湯器の家庭用と業務用の何が違うのかを簡単に説明する

 

鈴木設備社長の鈴木だ。

弊社から給湯器を購入してくれるユーザーの中には、床屋・美容室を経営していたり、食堂を経営している人も少なくない。

職務内容、その規模にもよるが、基本的に「家以外の部分でもお湯を使いたい=業務用の給湯器」というのが普通である。

 

一方で、正しい判断方法やリスクを知っているのであれば、あえて「本来は業務用の給湯器を選定すべきところで、家庭用給湯器を採用する」という判断も有効と言えるだろう。

そこで今回は「給湯器の家庭用と業務用の何が違うのか」を簡単に説明していきたい。

 

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給湯器の家庭用と業務用の違い

  • 燃焼能力(業務用には燃焼能力が高い物が多い)
  • メーカーの設計基準における耐用年数が違う(家庭用10年、業務用3年)

給湯器における家庭用と業務用の違いは、主に上記の2点である。

 

家庭用と業務用の燃焼能力の違い

まずは燃焼能力についてだが、ガス給湯器で言えば16号~24号が家庭用であるのに対し、業務用なら30号~50号の燃焼能力を持つ物が存在する。

 

これは単純に一般家庭よりもお湯を使う機会が多いからであり、美容室なんかだとシャワーを数台同時に起動する可能性を考えて、業務用の給湯器を使用しているケースが多い。

あとは老人ホームなんかだとお風呂のサイズが家庭用とは比較にならないため、ここでも業務用を使用しているケースがほとんどである。

 

家庭用と業務用の耐用年数の違い

給湯器には寿命があるが、これは単純に年数でくくることはできず、あくまで「使用環境、使用頻度に起因する」というのが一般的な考えだ。

しかしながら、ユーザーとしては「大まかな目安は知っておきたい」と思うのが通常であるため、メーカーでは標準的な使用をした場合の耐用年数の基準が設けられている。

 

  • 家庭用給湯器:1日1時間の使用で10年間
  • 業務用給湯器:1日8時間の使用で3年間

 

業務用の場合、絶えず給湯器が動く状況を想定しており、1日の稼働時間が8時間と想定されている。

単純な生涯稼働時間だけを考えたら業務用給湯器の方が優秀であるが、言い方を変えると「濃く、短く」という表現がぴったりであり、決して業務用だから丈夫で長持ちするという意味ではない

 

これを聞くと、仕事の内容によっては「1日に8時間も使わない」と考える人も出てくるのではないだろうか。

例えば美容室と一口に言っても色々あるから、シャワー台が1台や2台の小規模で、スタッフも1人や2人で運営しているという場合であれば、何も1日の稼働時間を8時間も想定しなくてもいいだろう。

 

弊社のある地域では「持ち家の2階が居住スペースで、1階で商売をしている」という家庭も少なくないが、夫婦で美容室を経営しているなんて場合には「家庭用給湯器を採用し、居住スペース+美容室のシャワー2台分のお湯を賄っている」という人も少なくない。

 

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業務で家庭用給湯器を使用する際の注意点

 

実は給湯器の本体価格そのものについては、家庭用と業務用でそこまで差がなかったりもする(さすがに燃焼能力の最少と最大を比べれば差は出てくるが)。

しかしながら業務用給湯器の耐用年数3年という部分に引っかかるユーザーは少なくないため、一般家庭よりも少しお湯の使用量が多いという程度であれば、家庭用の給湯器に興味を持つユーザーが多いのも事実だ。

 

ハッキリ言ってお湯を作る能力に差があるだけで、バーナーや熱交換器の大きさくらいにしか差がないことからも、業務用として家庭用給湯器を採用しても特に問題はないことが多いだろう。

ただし保証期間については注意してほしい。というのも、給湯器には1年ないし2年の保証が設けられているが、家庭用の給湯器を業務用として使用している場合は、この保証が適用されないということは覚えておかなければならない。

 

業務用の給湯器を業務用として使用する場合、家庭用の給湯器を家庭用として使用する場合は、ちゃんと保証期間が定められている。

…が、家庭用の給湯器を業務用として使用している場合、例え1ヶ月程度で故障してしまったとしても製品保証は適用されない。

ここさえ目をつむることができるのであれば、そこまでお湯の使用量が多くない場合の給湯器は、家庭用給湯器を採用するのも1つの手段である。

 

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最後に

ちなみに弊社「すずき設備」に取り付けるべき給湯器も、厳密に言えば業務用給湯器でなければならないが、日中は作業スタッフは現場に出払っていて、事務員を残す程度であるため、普通に家庭用給湯器で運営している。

お湯を常に使っている厨房などで使用する給湯器であれば、業務用を選択するのが無難だとは思うが、一般家庭のシャワーやキッチンでのお湯の使用量と遜色ないという場合であれば、何も業務用にこだわる必要もないだろう。

1日にどれくらいの時間稼働するかによって、施工業者に相談してみることをおすすめする。ぜひ、参考にしてくれ。

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