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外に設置してある給湯器は雨の日でも修理できるのか

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屋外設置の給湯器 雨の日でも修理できる?

すずき設備社長の鈴木だ。

雨の日や雪の日が続くと、屋外に設置されているタイプの給湯器の修理を控えているユーザーは「天気が悪くても修理できるのだろうか?」と不安になるかもしれない。

結論から言うと「大抵の場合は問題なく修理できるし、どうしても無理な場合は業者側から修理日の変更の打診がある」はずだ。以下では「修理できないというパターンにはどのような事例があるのか」について説明しよう。

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横殴りの雨でもない限り、ほとんどの部品交換はOK

基本的に雨は上から下に落ちてくるため、風が強かったり、設置状況が悪くて雨だれの下に給湯器があるというようなレアケースを除けば、ほとんどの現場で部品交換は可能だ。

あとは「給湯器自体は外に設置されているが、一時的に避難できるような車庫や風除室がある」という場合であれば、ほぼ間違いなく修理できるのではないかと思う。

鈴木社長
鈴木社長

多少の雨なら合羽を着ながらブルーシートを駆使して修理したりしている。風除室や屋根の付いた駐車場なんかがあれば、取り外した部品をそこに持っていって修理したりもできるから、この場合は雨だからと言って修理できないなんてことはほとんどないぞ。

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予定通りの修理ができなくなってしまうパターン

台風のように風と雨が凄い場合

雨だけとか雪だけという場合ならあまり問題にならないことが多いが、こいつに「風」が乗っかると非常に厄介だ。例えば、単なる雨ならビニールシートを被りながら作業をするとか色々やり用はある。しかし強風という条件が加わることで、そういった対応も難しくなってしまうのだ。

雨が上から下に落ちてくるというだけでなく、横殴りになっていて「給湯器のフロントカバーを開けているだけでも内部に雨水が侵入してしまう」という場合だと、交換する備品や修理の規模によっては厳しいだろう。

大規模な修理が必要な場合

給湯器の修理時間が長引くような場合は、天候次第で修理が難しくなることもある。例えば「交換が必要な部品を外すのに、給湯器内部の部品をほとんど取り外さなければならない」という場合などだ。

このような場合、取り外した部品を一時的に避難させることができる「車庫や風除室」などがあればまだいいのだが、完全に野ざらしになってしまうような状況だと難しい。もちろん「プロならその辺もうまくやれよ!」というユーザーもいる。

しかし取り外した部品が雨に当たらないように車まで運んで非難させたり、給湯器の上からシートを被せて作業したりしていると、本来であれば3時間くらいで済むような修理も4時間~5時間かかってしまうということがある。

更に修理後は、ユーザーの家の中にお邪魔して試運転をすることも考えなければならないため、着替えなども必要になってくるだろう。そうやって考えていくと、別日に改めさせてもらった方がお互いwin-winになるのではないかと思う部分もあるな。

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雪国で大きな氷柱の下に給湯器が設置されている場合(晴れの日)

これはイレギュラーなケースだと思うが、弊社で修理を延期させてもらった例として「冬の晴れた日に、給湯器の真上にすごく大きな氷柱ができていた時」という例がある。この時は、逆に「天気が良くて暖かかったせいで頭上の氷柱が溶けて落ちてくるのではないか」という心配があった。

実は弊社では、過去に「ヘルメットをしてやれば万が一氷柱が落ちてきても大丈夫じゃないか?」という話になり、筆者が自らそれをやって大惨事に見舞われたことがある。以降、氷柱などで危険が想定される場合は、会社を挙げて修理日の延期をさせてもらうことにした。

弊社は東北の田舎にある小さな設備屋だが、ちょっと山の方に行けば氷柱がすごい現場が大量にあるし、東北や北海道に住んでいるというユーザーには無関係の話でもないだろう。

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「雨だけど修理できる?」と連絡すべきか否か

ユーザーによっては「雨がすごいけど大丈夫か?」と確認してくれる人もいるが、基本的には連絡は不要だ。こっちとしても「ユーザーにも時間的な都合がある」ということを理解したうえで、できるだけ予定通りに修理を行うつもりでいる。

どうしても無理だという場合は、こちらから断腸の思いで延期を申し出るから、その時は申し訳ないが理解してくれ。というわけで、基本的にはユーザーからの連絡は不要だ。ただ、感情としては非常にありがたいと感じる業者が多いと思うから、そういう連絡を貰えたら普段の120%の気持ちで頑張ってくれるかもしれないな。

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最後に

ユーザーも修理の日に合わせてわざわざ会社を休んでくれるという人が多いから、こっちもなるべく予定通りに修理ができるようにやっている。

もちろん、無理に修理を強行した結果、雨などの影響で他が壊れてしまっては元も子もないから、その辺は修理業者がうまいことやってくれるだろう。

特にユーザーからの連絡は不要だが心遣いはありがたいと感じるから、普段よりサービスしてくれるかもしれないぞ。ぜひ、参考にしてくれ。