断固として言うが給湯器におすすめメーカーなんてものはない

すずき設備社長の鈴木だ。

給湯器の買い替えを検討しているユーザーに1つアドバイスをするが「給湯器のおすすめメーカーはないの?」と聞かれても、正直言って答えようがない。

今回はそれについての解説をしていく。

商売人相手におすすめを聞くという行為

リンナイの人間におすすめメーカーを聞いたらリンナイと答えるだろうし、ノーリツの人間におすすめメーカーを聞いたらノーリツと答えるはずだ。

それと同じようにガス屋、水道屋などの設備屋には懇意にしているメーカーがある。

懇意にする理由は色々あるが、多くは「安く仕入れられるようになる」とか「担当者が良くしてくれる」とかそんなところだろう。

当社でもガス給湯器のおすすめメーカーを聞かれたら、最も取り扱いが多いリンナイ/ノーリツを推してはいるが、他のメーカーがこの2社に大きく劣っているとは決して思わない。

何か言うとすれば「リンナイやノーリツなら安く仕入れることが可能だから、その分当社が儲けられる」という意味でおすすめしている。

テレビや車でおすすめのメーカーはあるかどうか

例えばテレビなんてのは非常に分かりやすい。

レコーダーやハードディスクなんかでメーカーを統一しているという場合はそれなりに恩恵があるだろうが、それ以外の理由でおすすめメーカーと言うのがあるという人はいるだろうか。

個人によっては「ソニーが好き/東芝が好き/パナソニックが好き」などもあるだろうが、基本的にはどれも似たり寄ったりだろう。

そしてそれぞれの長所があったとして、それが別のユーザーにとってもおすすめかどうかはわからない。

ちょっと意地悪な言い方をするが「給湯器のおすすめメーカーは?」と聞く場合は、自分の使用スタイルを明確に示してから聞くべきだ。

同様に車についてもおすすめのメーカーがあるという人はいるだろうか。

答えられるという人は、個人的な感情でそれを言っている場合か、自分のニーズにマッチしている車種があるメーカーを答えているのではないかと思う。

○○の△△まで落とし込んで聞くべき

車の例でも軽く触れたが、自分にニーズにマッチしているかどうかというのが非常に重要だ。

車で例を挙げると「コンパクトで山などのオフロードも走れるカッコイイ車」というような感じで注文してみるとどうだろう。

カッコイイと言うのは主観であるから難しいとしても、こうやって聞かれたら俺も「SUZUKIのジムニーなんかはどうだ?」と答えられる。

しかし、ただ車が欲しいという人からの「おすすめのメーカーはあるか?」という問いには、決してSUZUKIと答えることは無かっただろう。

俺はどちらかと言えばSUBARU車が好きだしな。

これと一緒で、給湯器にもおすすめメーカーなんてものはない。

あるとすれば「初期費用が安く済むおすすめメーカー」「故障率の少ないおすすめメーカー」などの聞き方をすることをおすすめする。

でないと、設備屋におすすめメーカーを聞いたところで「自分が儲かるメーカーをおすすめされて終わり」だぞ。

あえておすすめするなら…

ちなみに当社でも交換希望のユーザーから「おすすめのメーカーってないのか?」と聞かれることがしばしばある。

そんな場合にこのブログで書いているような感じで説教するということはない。笑顔で多角的におすすめメーカーを説明している。

その場合に挙げているのが、石油給湯器で言えば「ノーリツ/コロナ」の2社だ。

長府製作所の給湯器も有名だが、残念ながら個人的にそこまで取り扱ったことがないために敬遠している。

ただ、外観的な問題や重量的な問題はほとんど変わらないし、燃焼能力に差があるというわけでもなく、最終的には「メーカーの名前の響き」「取付費用」などで決まることが多い。

「石油給湯器のメーカーはどこがおすすめか」で悩むユーザーにアドバイスを送る

一方でガス給湯器のおすすめと聞かれれば「リンナイ/ノーリツ」と答えている。

もちろんこの2社は全国的にシェアが多く、当社にとっても取引の大きいメーカーであるから値引きの融通も利くからだ。

ただし「リンナイ/ノーリツの○○はおすすめできない」という地雷機種も存在する点については注意しなくてはならない。

リンナイの地雷機種に当たったユーザーは、その不満からノーリツに替えることも珍しくないが、そのような場合の多くはメーカーではなく該当機種に問題があるということは理解しておくべきだろう。

「ガス給湯器のメーカーはどこがおすすめか」で悩むユーザーにアドバイスを送る

最後に

よく電化製品を買う際に「1番いいやつ」と答えるユーザーがいると思うが、何をもって1番いいやつと判断されるか分からないというのはリスクでしかない。

何度も言うが、給湯器メーカーにおすすめなんてものはなく、あるなら「リンナイの○○がおすすめ」「ノーリツの○○がおすすめ」という機種による区別だ。

そしてその基準もユーザーのニーズによって大きく変わるだろう。

検討したい時は「今使っているタイプと同等の給湯器で、初期費用が抑えられるおすすめの給湯器は無いか?」というように聞けば、こちらも答えやすい。ぜひ、参考にしてくれ。

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