灯油ボイラーが出すエラー800の厄介さ

すずき設備社長の鈴木だ。

今回は石油給湯器にまつわるエラー800の厄介さについて解説していきたい。

エラー800とは

石油給湯器におけるエラー800とは、オイルセンサのエラーだ。

オイルセンサとはオイルに反応するセンサーで、基本的には「オイルが染み込むことで膨張し、回路を切断する」という仕組みの安全装置である。

これは水には反応しないが、オイルによってのみ反応する。

そのため、多くのケースでエラー800が出た場合は「オイルセンサの交換+油漏れの改善」という二段階の修理が必要というわけだ。

どんな時に出るエラーか

制御弁、電磁ポンプからの油漏れ

単純に油を制御しているポンプからのオイル漏れというケースが非常に多い。

ポンプがピストン式になっていて、どうしても経年劣化が免れない構造をしているし、絶え間ない振動によってナットが緩むというケースは考えにくいにしろ、接続部分に何かあってもおかしくないくらい揺れている部分である。

この場合は、最低でも「漏れている部品の交換+オイルセンサの交換」が必要になり、修理費用は最低でも2万円を超えることがほとんどだろう。

水漏れによってセンサの線が腐食している

エラー800と言えば基本的にはオイル漏れだが、ごく稀に「水漏れによってセンサが故障していて、オイル漏れはしていない」というパターンもある。

オイルは液体のため、下に下に垂れていくということから、センサーそのものは下の方に設置されていることが多く、同様に水も下に下にいくことから、水漏れの影響も受けやすい。

いずれにしても「水漏れの修繕+オイルセンサの交換」が必要になるから、多少厄介な恰好にはなるだろう。

エラー800は応急処置が難しい

結論から言うと、エラー800を即日修理するのは難しい。

理由として「センサーそのものの故障+何かしらの原因」が複合している故障であることが多いからだ。

残念ながら、多くのケースで部品を頼み直してから再訪問というカタチになるだろうが、それだけ油漏れによる安全装置の不具合は厄介で、事故に繋がる可能性がある不具合だということは知っておいて欲しい。

最後に

ちなみに灯油が漏れている場合、センサーが作動するだけでなく、使用者にもニオイというカタチで違和感があることも少なくないし、目で見ても漏れを判断できる。

一方でガスの場合は、目に見えないということもあって判断は難しい。

そういう意味では、オイルセンサは嫌われる存在ではなく、使用者の安全を確保してくれている部品であるから、エラーを出してしまえば厄介なことは厄介であるが、このエラーが出てしまっていて給湯器そのものの年数が経っているという場合は、寿命が近いかもしれないということも考えた方がいいだろう。

ぜひ参考にしてくれ。