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給湯器修理にかかる時間|作業時間と部品納期を徹底解説

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給湯器修理にかかる時間 作業時間と部品納期を徹底解説

すずき設備社長の鈴木だ。

給湯器を修理したことがあるユーザーなら「なんで部品を交換するだけなのに、こんなに時間がかかるのか」と疑問に思ったユーザーもいることだろう。

単純に複雑な修理の内容なら部品交換にも時間がかかるし、場合によっては試運転で予期せぬエラーが出ることもある。それに部品があって修理料金の折り合いが付けばその場で即日修理できるケースも少なくないが、様々な状況によって時間がかかってしまうことは珍しくない。

以下では「給湯器修理にかかる時間|作業時間と部品納期」について解説するので、ぜひ参考にしてほしい。

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給湯器修理に着手するまでの時間とプロセス

最短で修理したい場合はメーカーサービスに依頼すること

給湯器が壊れてお湯が使えない状況とは言え、修理費用がいくらになるのかを知らない状況で修理に踏み切れるユーザーはほとんどいない。そして金銭的なトラブルを避けるためにも、修理前に見積もりを出すのは原則である。

この見積もりに対して「誰がどうやって決めているか」をハッキリと理解しているユーザーは意外と少ない。だから「なんでこんなに時間が掛かるんだ?」と不満げに思うユーザーが出てくるのだろう。

あなたは給湯器が壊れた時、どこに修理を依頼しているだろうか。ここで「給湯器メーカー」以外の選択肢を取っている場合は、この時点で時間的なロスが生じていることを理解してほしい。

ユーザー⇔業者A⇔業者B⇔メーカー

例えば、給湯器が故障してハウスメーカーに電話したとしよう。ハウスメーカーで給湯器修理はできないから紐付きの業者を呼ぶか、あるいは給湯器のメーカーに連絡をするかになるのだが、最終的には給湯器メーカーに連絡がいくことになる。

つまりここで回り道をすればするほど、修理が完了するまでの時間や日数が必要になるということだ。そして同時に見積もりがユーザーに届くまでに要する時間も増えていくことになる。

修理に来たメーカーは「見積もりを出す」と言って現場を離れるが、直接ユーザーに見積もりを出せないケースも多い。もしハウスメーカーから連絡を貰ってユーザーの家に行ったんだとすれば、メーカーサービスの直接的なお客さんはハウスメーカーになるからだ。

どこで見積もりが止まっているかは分からない

修理に来てくれた業者(メーカーサービス)は、すぐに見積りを出してくれているかもしれない。しかし肝心のハウスメーカーで担当者が休んでいたりすると、ユーザーに見積もりが届くまでは更に時間を要することになるだろう。

そしてやっとハウスメーカーの担当者からユーザーに連絡がいき、それに対してユーザーがすぐに返事をしたとしても、またハウスメーカーから修理業者に連絡がいって、それを修理業者が受け取るまでにはロスがある。

修理業者が1日の仕事を終え、会社に戻ってきてようやく修理の意思が伝わるというケースも多いだろう。ここから部品を注文したって翌日の受注になるだろうし、もし修理に取り掛かるまでに1週間とか掛かるようなら戦犯が誰なのかはわからない。

修理業者にとってはハウスメーカーもお客さんのため「うちはすぐ見積もりを出したけどハウスメーカーで止まっているのでは?」とは口が裂けても言えないはずだ。

部品が欠品している、部品納期が出ないという場合

ここまでは「修理できる人間と直接やり取りをしなければ、時間が掛かる危険性は高くなる」と書いた。しかし直で修理できる業者とやり取りしたからと言って、全てが順調にいくとは限らない。順調に理由としては「部品が欠品している」「修理業者の日程が詰まっている」「後回しにされている」などだ。

修理業者と言えど、すべての部品を会社に在庫しているわけではない。ゆえに自社にない部品は注文することになるのだが、滅多に壊れないような部品なら欠品している可能性もあるし、新しい機種なんかだと壊れる時期は全国的に大体一緒だったりもするから、一時的に部品が足りなくなるというケースは珍しくない。

このような場合、せめて一言「納期が出ていない」と連絡をくれたらユーザーも安心するのだろうが、やはり余計なことは言わないのが無難なのだろう。多くは納期が出てから連絡をするため、納期が出ていない間はただ黙って待たされることになる。

修理業者の日程が詰まっている

修理業者の会社にもよるが、担当者を決める場合はエリアで管理していたり、立場が上の人間が割り振っているケースもある。

例えばあなたの家の給湯器修理に鈴木というスタッフがお邪魔したとしよう。そして現場を診断し、見積もりを出したとしよう。これは鈴木が判断した修理内容だ。

基本的には「見積もりを出した人間が責任を持って最後まで作業を行う」というのが原則であるから、空いているスタッフに任せるということはあまり無い(結局はその会社の考え方次第になるが)。

つまりあなたのための修理部品が入る日に、鈴木の予定が別の現場の修理で詰まっていたとしたら、それだけで延期になることも少なくない。

後回しにされている

単純に「後回しにされている」というケースも少なくない。症状によって「お湯がぬるい」という症状なら「お湯が使えない」という現場よりも後回しにされる傾向が強い。

これくらいならいいのだが、ユーザーが優しそうだとか文句を言わなそうな人だと判断されると後回しにされる傾向も見られる。やはり何かと小言が多いユーザーだと後回しにして文句を言われたり、何度も日程を催促されたりするのが面倒なのだろう。

別にスタッフに対して小言を言えばいいというわけでは無いが、しつこい雰囲気を出せば案外優遇してもらえるかもしれない。

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給湯器修理の作業時間について

熱交換器の交換は時間がかかる

給湯器の部品交換で特に時間がかかるのは「熱交換器の交換」である。機種によっては給湯器の中身がほぼ空っぽになるくらいまで分解しなければならないこともあり、修理スタッフの技量や設置状況にも左右されるが2時間くらいかかることは珍しくない。

熱交換器以外にも機種によっては「〇〇の部品は交換しにくい」という例があったりもする。簡単な修理ならそれこそ5分くらいで終わったりもするが、1時間以上かかるケースもそれなりにあると覚えておいてもらいたい。

古い給湯器の部品やパイプが外れない

使用開始から10年近くが経過している給湯器の場合、パイプが固着していて外れないということが少なくない。無理に取り外して交換対象ではない部品を破損させてしまうことは避けなければならないため、本来の作業以外の部分で時間を取られてしまうケースがある。

思いがけないトラブルが発生している可能性あり

給湯器の診断に誤りがあった場合、予定の部品を交換しても直らないということもある。その場合はそこから再診断をするのだが、思いがけないトラブルがあると慌ててしまう修理担当者もいるだろう。

予定していた部品交換で給湯器が直らなかった時は、既に交換した部品をどうするかを含めて再検討する必要があるというわけだ。レアケースではあるが古い給湯器の場合は「修理中に別の部品が壊れてしまう」ということもあるため、このようなトラブルが発生している可能性が否定できない。

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最後に

たまに「なんでこんなに時間が掛かるんだ?」ということはよくあるが、部品が手元にないなら2日~3日くらいかかるのは普通である。

もし最短で修理をしてもらいたいならメーカーに直接連絡をし、来た修理スタッフに「いつ修理できるか」をしつこく聞いて、厄介でうるさい客だと印象付けておくといいかもしれない。ぜひ、参考にしてくれ。