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給湯器の配管カバーはなぜ必要?不要なら不要で問題なし

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給湯器の配管カバーはなぜ必要? 不要なら不要で問題なし

すずき設備社長の鈴木だ。

読者のあなたはスマホや携帯電話にカバーを付けているだろうか?基本的にカバーというのは「何かを保護する」という目的で用いられることが多いが、給湯器にも「配管カバー」と呼ばれる備品が存在する。

しかし配管カバーを使っていながらも「これが何のために使用されているのか/これ自体が無ければもっと安く済んだ」ということに気付いていないユーザーも多い。

以下では「給湯器の配管カバーはなぜ必要か」について解説するので、ぜひ参考にしてほしい。

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給湯器の配管カバーとは?

給湯器の配管カバーの役割について

配管カバーとは、給湯器の下部に取り付けられている上記画像のようなカタチをしたボックスである。基本的には「給水配管、給湯配管に直接的な風が当たらないようにする」とか「見栄えを良くする」という目的で使用されていることが多い。

雪国の屋外設置タイプなんかだと金属配管が剥き出しになっている場合は、風が当たることによって配管が凍りやすくなる。そこに配管カバーがあればだいぶ変わってくるのだが、もし屋内設置タイプの場合は完全に見栄えだけの問題だ。

給湯器の配管カバーの価格について

ところで給湯器に配管カバーを付けているというユーザーは、その配管カバーが値段的にどれくらいする物なのかを知っているだろうか?物にもよるが、安くても5000円~10000円ちょっとというのが相場だ。

これを「給湯器のコンセントが見えたら格好悪いから配管カバーを付けたい」と注文したユーザーがどれだけいるのかは分からないが、もし屋内タイプならそこを削るだけで10000円弱の節約になるケースも少なくない。自ら望んで取り付けている場合はこの限りではないが、黙っていて取り付けられているケースも少なくないから注意してくれ。

そして配管カバーは給湯器の種類によって物が変わるため、古い配管カバーを新しい給湯器に取り付けるということが難しい。若干サイズが違うだけということが多いから、無理やり取り付けようと思ったら取り付けることは可能だが、そもそも見栄えをよくする目的で取り付けているような場合は、サイズの違う配管カバーを付けると見栄えが悪くなるから本末転倒になるだろう。

ユーザー側から打診しなければ給湯器交換の時に一緒に交換されるかも

この配管カバーは給湯器本体とは別売り部材になっていて、施工業者の中にも用途をよく理解していない人間が少なくない。そして用途を理解していても売り上げを増やす目的で交換ありきで考える人間もいる。

これは給湯器交換の際に見積もりを貰っていれば記載されているはずなので、それを確認するといい。これを確認することで「配管カバー交換の有無による金額差」を無視して、業者の比較が可能になるだろう。「給湯器交換の価格が安いと思って依頼したら、最初から配管カバーのリサイクルありきの業者だっただけ」なんてことは珍しくないからな。

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最後に

給湯器を買い替える際、外設置の給湯器なら配管カバーも傷んでいることが多いが、室内設置の給湯器に付いている配管カバーが痛んでいるということはほとんどない。しかし給湯器の型番が変われば大きさも変わったりするため、多くの場合で配管カバーも新しくする必要が出てくる。

こんな時、見栄えだけの問題なら、以前のものを少し誤魔化して付けるということもできるし、見栄えそのものを気にしないならわざわざ取り付ける必要もないだろう。ぜひ、参考にしてくれ。