「お風呂が沸きました」というアナウンスがあるのにお風呂が沸いていない時は…

すずき設備社長の鈴木だ。

よくある給湯器の修理依頼の中に「お風呂が沸いたというアナウンスが流れるのに、お風呂が全く沸いていない」というものがある。

単純に考えて「湯量が足りない」というケースもあれば「温度がぬるい」というケースもあると思うのだが、この手の依頼は非常に多いから解説しておく。

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お風呂が沸きました→温度がぬるい

お風呂が沸いたと言うから、服を抜いて湯船に入ったのに、とてもじゃないが冷たくて入れなかったという場合だ。

これは真水の冷たいケースもあれば、設定温度に対してぬるいケースもある。前者はお湯張り機能を持たない機種に多いな。

 

1番多いのは「循環フィルターが詰まっている」とか「循環フィルターがしっかり嵌まっていない」という場合だろう。

これは本来ちゃんと循環するべきお湯がまったく循環できずに、循環フィルターなどに邪魔をされて、浴槽ではなく給湯器側に戻ってしまう時によく見られる症状だ。

 

給湯器では「浴槽の水を吸い取って、温めてから吐き出す」という作業をしているのだが、この時に「温めたお湯が循環フィルターなどに跳ね返ってそのまま戻って来た」というケースだと、給湯器本体が「もう十分な温度になったのか」と勘違いをしてしまう

これは「官僚のメロディーが流れるのに、お湯がぬるい」という場合に多いから、ぜひチェックしてみるといい。

風呂の温度がぬるいと感じたら循環フィルターをチェックしろ

 

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お風呂が沸きました→湯量が少ない

一方で、温度は問題なくても「お湯の量が少ない」というケースもある。

普段は肩まで浸かれるくらい、下手すると溢れるくらいの湯量なのに、なぜかいつもの半分以下になっているという場合だ。

この場合にも幾つか考えられる要因がある。

 

水位センサーの異常

まずはフルオートの機種を使用している場合、水位センサーが狂っている可能性がある。

フルオートの給湯器には、浴槽の中にどれだけのお湯が入っているのかを計算するセンサーが取り付けられている。

このセンサーは故障はもちろんとして、経年的な誤作動もそうだし、あとは「浴槽に水が入っている状態で通電が切れると誤差が出る」という特徴を持っているから注意が必要だ。

 

停電でもブレーカーが落ちても給湯器への通電は切れるので、この時に浴槽にお湯が入っているのであれば、数位センサーの数値は狂う。

水位センサーの数値が狂えば、機械の中では満タンになっている計算でも、実際には半分しか入っていないということも起きてしまうだろう。

ちなみにこのケースなら、湯量リセットを行えば直すことが可能だ。やり方は取扱説明書に記載されているから、フルオートの機種を使っているユーザーはぜひ試してみてくれ。

 

注湯電磁弁の異常

一方で、お湯張りの部品が悪いせいで湯量の計算が上手くいっていない可能性も高い。

注湯電磁弁は「ふろ自動ボタンを押した時だけ開き、お湯張りが終わったら閉じる」というシンプルな部品だが、同部品内にある注湯水量センサーという部品で「落とし込んだ湯量」を常に計算している。

 

このセンサーが狂っていれば、計算上は200L落とし込んだとなっていても「実際には100Lしか、まだ落とし込んでいない」ということも起こり得るだろう。

ちなみに注湯電磁弁が悪い場合でも、水位センサーが悪い場合でもどちらでも可能性はあるが、お湯が少ないばかりではなく、お湯が溢れるほど多いというパターンも考えられるから気を付けてくれ。

 

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最後に

「お風呂が沸きました」とアナウンスされたのにお風呂が沸いていない時は、なんかキツネにつままれたような気持ちになるが、この手の依頼は結構多いぞ。

大半は修理が必要になると思うが、フルオートの機種の場合のみ「湯量リセットで直る可能性がある」から、フルオートを使っているユーザーはぜひ参考にしてくれ。

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