給湯器の取付日と製造年月日の相違に関するトラブルについて

すずき設備社長の鈴木だ。

今回は給湯器の取付日と製造年月日の差によって生じたトラブルについて紹介しようと思う。

通常、給湯器には1年ないし2年の保証期間が付いてくるが、これは「給湯器を取り付けた日」からであって、給湯器が作られた日ではない。

 

しかし、給湯器の製造年月日は本体に刻印されていても、取り付けた日はユーザー側の主張を信じるしかないのではないかという話だ。

ましてユーザーからすれば「いくら保証期間に関係ないからと言って、何年も前の新古品を取り付けられるのも納得できない」という意見も出てくるだろう。

今回は、このような「給湯器の取付日と製造年月日の相違に関するトラブル」について、紹介しようと思う。

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給湯器は製造月に設置されることの方が少ない

初めに言っておくが、給湯器の製造月が2019年8月だったとして、それが2019年の8月に取り付けられるケースばかりではない。

むしろこのパターンの方が少ないと言っても過言ではないだろう。

 

通常、給湯器の取付・交換を承っている会社には、交換依頼が来た時に即日対応できるよう「給湯器本体の在庫」があることが多い。

基本的に在庫にするような機種は、出やすい機種(=人気機種)であるわけだが、それでも「煙突の有無/屋内や屋外などの設置場所」などによっても細かく型式が変わるという事情もあり、とある機種がなかなか交換に発展せず、倉庫の中で眠っているということがある。

 

これは当社のような地方の弱小設備屋ではよくあることなのだが、残念ながら「大手メーカーの製造工場、倉庫」でも似たようなことが起こっている。

つまり「2019年8月に注文したからと言って、2019年8月に作られた製品が届くわけでは無い」ということだ。

 

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製造年月日との隔たりはどこまでが許容範囲?

前項では「取付月に作られた新品が取り付けられるとは限らない」と書いた。

では「一般的には製造年月日と実際の取付日の間に、どの程度のロスがあるのか」は、給湯器を交換する人にとって気になる部分だろう。

さすがに保証期間に関係ないとは言っても、古すぎる機械を付けられるのは嫌だと言う人が多いだろうし、同じ製品・同じ金額なら「少しでも新しい物が欲しい」という考えは、一般的だとも言える。

 

結論を言うと、個人的には「半年以内」は全然許容範囲という考えだ。一方で半年以上の開きがある場合は、一言ユーザーに説明するように心掛けている。

例えば「発注してすぐに来たものがこれだった」という場合は、気付いた時点で説明するし、長期在庫になっている製品であれば、取付工事に入る前に一言添えておく。

逆に言えば「半年以内の相違であれば、特に説明したり弁明することもない」ということであり、その程度の誤差はない方が珍しいと考えてもらって差し支えない。

 

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取付日を詐称して保証期間の恩恵を受けることは可能か

給湯器には「所有者登録」が義務付けられている

給湯器を購入すると、説明書と一緒に「所有者登録の依頼」ということで、ハガキが同封されている。

これはどの機種がいつ頃から取り付けられているかをメーカーが把握するためのもので、基本的には給湯器を購入したユーザーに対して、設置業者が説明をし、ユーザー自身によって投函してもらう必要がある。

 

これを済ませている場合は、メーカーの方で「設置機種、設置年月日」を把握しているため、もしユーザーが給湯器の故障に悩んだ時に「機種が分からない」となっても問題ない。

ユーザー自身が所有者登録を済ませていないという場合でも、中には取付業者がお膳立てをして投函してくれている場合もあるが、その逆で「何も説明をしない取付業者」も存在する。

 

後者の場合は、所有者登録情報を調べることで正確な取付年月日を知ることはできない。

そのような場合は「ユーザーの自称取付日と、給湯器の製造年月日を照らし合わせて考える」ということになる。

 

給湯器の修理業者は「通電時間」を知ることができる

滅多にないが「給湯器は3年前の製品なのに、ユーザーが取り付けてから1年以内だ」と言い張るケースもある。このように明らかにおかしいという場合は、修理業者が調べることも可能だ。

修理業者が調べるのは「通電時間」である。給湯器のコンセントプラグを差していたトータル時間を知ることができる機能があるのだ。

 

大抵のユーザーは、給湯器を使用しない時にリモコンの電源を切ることはあっても、コンセントプラグを抜いたり、家のブレーカーを落としたりということまではしない。

もし「逐一コンセントプラグを抜いている」という場合なら、修理業者を欺くことも可能かもしれないが、基本的には通電時間でバレてしまうため、詐称については注意が必要だ

 

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最後に

たまに給湯器の製造年月日と取付年月日に違いがあるということで、ちょっとしたトラブルになるケースもある。

給湯器の交換業者にとっては「1ヶ月~2ヶ月くらいの相違は普通」という事情もあり、あえてわざわざ説明しないことも少なくない。

もし気になる場合は説明を求めることも1つだが、それは特におかしいことでもないケースも多いから、神経質になって気にする必要もないだろう。ぜひ、参考にしてくれ。

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